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自治体の皆さまへ

キラっとかがやく活動に Focus(2)

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静岡県河津町

■河津桜まつりの縁の下の力持ち
今回紹介するのは、河津桜をこよなく愛するボランティア「河津桜守人の会」です。
平成29年に「河津桜守人マスタープラン」に基づき創設され、現在は、守人とサポーター合わせて41人の会員がいます。主に剪定や毎木(まいぼく)調査などの河津桜保護育成活動を行っています。
「『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿※』と言いますが、河津桜は枝が重なると枯れてしまうことがあるので剪定が必要なんです」と話してくれたのは現会長の森田光衛(みつえ)さん。河津川沿いには約850本の河津桜があり、会員たちが定期的に見廻りをして状態を確認し、剪定する木を決めていきます。1本を剪定するのに1時間以上かかることもあるそうです。
剪定作業は河津桜が好きでないとできないよなあ」、「町の宝の河津桜を少しでも長く美しく咲かせたいという気持ちでみんなで頑張っています」と話す土屋達雄さんら役員のみなさん。
今後の抱負を聞くと、河津桜の育て方のマニュアルを作りたい、後継者養成のために活動を広めたい、関係団体との連携などつぎつぎとアイデアが出てきます。
河津桜まつりを支える縁の下の力持ちたちのアクティブで柔軟な発想力。見習いたいものです。

※桜は枝を切るとそこから腐りやすくなるので切らないほうがよく、梅は枝を切らないとむだな枝がついてしまうので切ったほうがよいとされるという、庭木の剪定法を言ったことば。

取材:鈴木 篤さん(民間広報協力員)

◇河津桜守人(かわづさくらもりびと)の会
団体のプロフィール:
平成29年11月創設。将来にわたり河津桜発祥の地を守り育んで、訪れる人々を温かく迎え入れていく郷土を目指し、河津桜の保護育成活動を行っている。新たな担い手育成のために、守人育成講座や河津桜の剪定講習会なども開催。ピンクのベストと帽子がトレードマーク。

問合せ:河津桜守人の会事務局(産業振興課)
【電話】34-1946

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