～Photo Report～天城アタック35 天城山を走り抜ける

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ユーラスエナジーカップ2023
2023.5.28

■210人が天城越え
河津町トレイルレース大会実行委員会(町・関係団体により構成)は5月28日、一部伊豆市を含む遊歩道や旧国道、林道などをコースに含む約35kmを走り抜けるトレイルランニング大会※ユーラスエナジーカップ2023「天城アタック35」を開催しました。
初開催にあたり、全国から210人の選手が参加し、ゴールの今井浜海岸を目指して競いました。町内からは11人の選手が参加しました。

※トレイルランニング大会…山や森など未舗装路を走り競うことを指す。アップダウンに富んだコースが多く、自然を楽しむことができる大会。

■山から海へ名所を巡る
河津七滝をスタートし、二本杉峠、旧天城トンネル、鉢ノ山などを走り抜け、今井浜海岸へとゴールする、山から海へ向かって駆け下る初心者向けの大会です。
伊豆の踊り子の舞台となった歴史ある街道や、伊豆半島を形作ってきた火山の跡など、伊豆半島の魅力がぎゅっと詰まったコースです。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。

■山を楽しみ自然を守る
天城アタック35は河津町内の遊歩道・登山道の整備や保全活動を同時に行い、利用と保全のバランスがとれた大会運営を目指し開催されました。
大会前にはボランティアによるコース整備を行うなど、山道の環境整備に努め、選手からは「河津町の美しい自然を味わうことができた」と、この大会を契機に河津町の自然に対する意識の高まりがうかがえました。

■大会を振り返って
◇大会総合ディレクター　倉原卓也さん(浜)
トレイルランニング大会は、選手同士で競い合うよりも、自然や走ることを楽しむ雰囲気が強いことが特徴です。この大会では参加者が旅行をしているようなレースになるよう、ジオや観光情報を記載した看板の設置や、スタンプラリーを実施しました。
選手が楽しむだけでなく、この大会に関わった人や地域住民に天城山の遊歩道や山林の保全について考えるきっかけを作りたいという思いが強く、今大会が皆さんにとってその機会となればうれしいです。
参加者からは特色ある大会として高評価をいただいています。今後、長く続く大会となり、地域の遊歩道や山林保全の意識が高まり、整備が進むことを期待しています。
最後に、今大会のメインスポンサーである株式会社ユーラスエナジーホールディングスを始め、多くの関係者の協力と支援に感謝申し上げます。