天心会 館長
土屋 順一(つちや じゅんいち)さん
上峰 67歳
天心会道場館長。館長としてこれまで数多くの選手を指導。現在は天心会会員を指導するだけでなく、幼稚園や保育園に出向き剣道の普及活動も行っている。天心会では新規会員募集中。
■育てよう!強くて優しい丈夫な子
普段は東海建設で社長を務めている土屋順一さんですが、今回は別の姿を取材させていただきました。今年創立60周年を迎えた天心会道場で館長として子どもたちに剣道を教えている土屋さん。小学校5年生の頃に天心会で剣道と出会い、約55年その内の40年もの間、館長として道場を盛り上げてきました。
剣道は自分一人で考えて試合をします。相手から1本をとるために集中力や判断力が身につきます。一方で稽古や試合は一人ではなく、相手がいて初めてできるものです。そのため、自然と相手を思いやることや礼節が身につきます。また、体力や運動能力の差によるハンディキャップが少ないことから、子どもから大人まで関係なく稽古ができるなど、子どもが剣道を学ぶことで得られることをたくさん語ってくれました。実際に天心会では小学生から60代の人まで幅広い年代の人が一緒に日々稽古をしています。「ブランクがあっても再開できる。何歳からでも始めることができる。生涯続けられるから追い求めるとキリがない」と剣道への思いを強く語ってくれた土屋さん。「剣道は難しいものではなく面白いものだ、やっているうちにだんだん面白みが増す」という恩師の言葉を胸に今までもそしてこれからも天心会館長として精進し、地域の子どもを育てていきます。
【取材】相馬 大夢さん(民間広報協力員)
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