文字サイズ
自治体の皆さまへ

河津のいま・むかし 伝えたい 残したい風景-河津駅-

3/17

静岡県河津町

・いま・むかしを振り返る
昭和33年に河津町が誕生して以来、日本の高度経済成長期と共に河津町も発展し、変化を遂げてきました。今日の河津町の姿になるまでの軌跡を追いかけます。
今回は「河津駅」をテーマに、開業当時の様子を振り返るとともに、今日に至るまでの河津駅の姿をお届けします。

・第2の黒船来航
昭和36年12月10日、伊豆の人々が待ちに待った伊東から下田までの鉄道伊豆急行線が開通しました。河津町は用地買収にあたりいち早く了承し、人々はこの開通を「第2の黒船来航」と表現するなど、どれだけ大きなできごとであったかが伺えます。
このできごとは山なみにさえぎられ長い間中央文化の導入が遅れていた伊豆にとって大変画期的なできごとでした。同じころ東伊豆有料道路が開通したことも重なり、このころから首都圏とつながる便利な観光地として変化を遂げていったのです。

・町民総出で歓迎
開通初日には、祝賀電車が運行し、各駅で祝賀行事が行われました。
自衛隊富士学校の音楽隊を先導にした旗行列や、旧南小学校で自衛隊の演奏会、獅子舞の実施、各地区ではちょうちん行列の実施、小中学生2600人を動員し、祝賀電車を歓迎するなど町民総出で祝賀電車を出迎えました。
また、当時の地元新聞では連日複数ページに渡って、伊豆急行開通に関わる記事が掲載され、人々の感動や興奮が伝わってきます。

情報提供・伊豆新聞本社・伊豆急行株式会社

・すべての人に「優しい駅」へ
平成21年には、天城側の北口、エレベーターが新設され、バリアフリーに対応した駅舎へリニューアルし、現在の姿となりました。通勤・通学で日常的に電車を使う人はもちろん、障がいを持つ人、外国人利用客、子どもから大人まで駅を利用するすべての人に優しい駅へと生まれ変わりました。

・にぎわいの中心として
これまで町内の商業施設や、交通網は、河津駅を中心に発展しにぎわいを創出してきました。これからも、町民や河津を訪れる人々をつなぐ場所として、「河津駅」は愛され続けることでしょう。

■河津駅・今井浜海岸駅のあゆみ

■伊豆急行線 今井浜海岸駅
昭和37年7月7日開業(臨時駅)
昭和44年3月1日開業
所在地:河津町見高180
窓口営業時間:終日無人駅

■伊豆急行線 河津駅
昭和36年12月10日開業
所在地:河津町浜155-2
窓口営業時間:9:00~17:30
問合せ先:【電話】0558-34-0880

■河津町高校生通学費補助金
▽内容
町では高校生が通学に利用する伊豆急行線の通学定期券購入に係る費用の一部または相当額の一部を補助します。1年間の実績に応じて補助します。

▽対象
町内に住所がある高校生など(高等学校、特別支援学校、高等専門学校、専修学校(高校課程))の保護者
※バス通学定期乗車券及び回数券の補助と区間が重複しないこと。

問合せ:教育委員会学校教育係
【電話】34-1117

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU