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きらり沼津。次の100年へ

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静岡県沼津市

■市制100周年にあたって
広報ぬまづをご覧の沼津市民の皆さん、そして沼津を愛する皆さん。本日(令和5年7月1日)、沼津市は記念すべき市制100周年を迎えました。大正12年(1923年)の7月1日に、静岡県内では静岡市、浜松市に次ぐ3番目の市として誕生し、周辺の町村との合併を重ね、平成17年(2005年)に現在の市域となりました。
沼津市は、市制が施行される以前から、多くの先人たちのたゆまぬ努力によって、静岡県東部地域の広域拠点都市として発展してきました。沼津市の礎を築いてくださった地元の名士のみならず、沼津に暮らし、沼津のことを愛してきた皆さん、そして沼津に関わってくださった皆さんの尽力により、誇り高い沼津が創られてきたといえるでしょう。
この愛すべき沼津市をさらに愛し、たくさんの沼津の宝を次の世代にバトンタッチしていくために、市制100周年を機に今一度沼津の誇りに思いを馳せてみませんか。
「沼津の風景と言えば」の問いに、市内外の皆さんが真っ先にイメージするであろう、霊峰富士と千本松原、そして駿河湾の風景。今でも多くの人に親しまれるこの景色は、古くは浮世絵などにも描かれ、若山牧水、芹沢光治良、井上靖などの文人墨客も愛したことで知られます。海、山、そしてまちなかを流れる狩野川が織りなす風景は、揺るぎない沼津の誇りです。
沼津の豊かな自然が産み出す様々な特産物も多くの人を惹きつけてやみません。アジの干物に代表される海産物、みかん、お茶などの農産物、愛鷹山のふもとで飼育される牛や豚などの畜産物は幅広い世代に愛されている沼津自慢のグルメです。近年では6次産業化の取り組みによって、沼津のグルメをさらに美味しく、楽しく消費していただいています。
さらに、世界最大のカニとして知られるタカアシガニに代表される戸田地区の深海魚は、観光コンテンツとしても知られるようになってきました。
誇り高い、そして美味しい沼津の特産品をもっと多くの人に知っていただくために、情報発信などに取り組んでおり、沼津市のふるさと納税の返礼品としても大変人気を博しているところです。
そしてなにより、沼津の一番の誇りであるのは、このまちに暮らす皆さん、さらにはこのまちのことを愛してくださる皆さんだと思うのです。美しい自然を守り抜いてきた先人たち、漁業・農業等に励む皆さん、商工業を支える多くの人たちが沼津の発展に寄与されてきました。また、沼津で育ち、まちづくり、スポーツ、文化芸術、教育など様々な分野で活躍している人も枚挙にいとまがありません。
このような魅力あふれる沼津の市政運営を担うことができるのは、このうえない喜びであり、何にも代えがたい、身の引き締まる職責ととらえています。
引き続き、一人でも多くの人に、これまで以上に沼津のことを愛していただきたいと思っています。
これからの沼津にさらなる誇りと愛着が持てるよう、市制100周年を皆で祝いましょう。そして、次の100年に向けた力強い一歩を踏み出してまいりましょう。
「きらり沼津。次の100年へ」。沼津市制100周年、おめでとうございます。そしてありがとうございます。

第32・33代 沼津市長
頼重 秀一

※「頼重」の「頼」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

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