祝勝会に先立ち、千本プラザを会場に、第二小学校・千本小学校・第二中学校の児童生徒と藤井聡太棋聖との交流会が開催されました。
始まる前は小中学生も緊張の面持ちでしたが、棋聖への質問コーナーが始まると、大きな声とともに手を挙げる元気のよさを見せてくれました。
藤井棋聖が将棋を始めるきっかけとなったエピソードや将棋の面白さなどが披露されると、会場に居合わせた先生たちは大きくうなずき、子供たちも興味津々の表情に。
「犬派ですか?猫派ですか?」なんてユニークな質問も飛び出し、会場では笑い声も響き渡りました。
なかには「家に帰ったらおじいちゃんと将棋をやってみる!」という声も聞かれ、子供たちにも藤井棋聖の貴重なメッセージが伝わった有意義な時間となりました。
沼津御用邸記念公園東附属邸は、かつての皇族方の御学問所としての歴史を引き継ぎ、市民の皆さんの交流の場、文化・教養活動の拠点となるよう改修整備されました。
明治期の歴史的な建築に、厨房やトイレ、空調設備等最小限の改修を施して、茶道や華道、着付け教室などに活用されているほか、和歌や俳句の研修室としても利用されています。また、結婚式や写真撮影、食事会などにも利用することができます。
沼津御用邸記念公園の一部の景観は苑地の芝生地と松林が調和していること、また駿河湾の眺望が得られ、松原越しに富士山が展望できることなど名勝にふさわしい優れた自然景観が形成されていることが評価され、「旧沼津御用邸苑地」として平成28年に国名勝指定を受けました。
藤井棋聖も訪れた沼津の名勝に、皆さんもお出かけしてみてはいかがでしょうか。
※東附属邸の利用に関しては、お問い合わせいただくかホームページをご覧ください。
ホームページは、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
問合せ:沼津御用邸記念公園
【電話】055-931-0005
これまで数多くの棋聖戦が開催されてきた沼津。なかでも、コロナ禍に明るい話題で沼津を盛り上げた第92期棋聖戦、市制100周年記念の年に開催された第94期棋聖戦。どちらも白熱した対局の舞台は沼津御用邸記念公園の東附属邸でした。
地元の小中学生との交流会、市内のホテルで開催された祝勝会や賴重市長のインタビューからは、藤井棋聖が沼津にいい印象を持ってくださっているということがうかがえました。
交流会のなかでは藤井棋聖から沼津の子供たちに向けて「子供の頃に将棋に出会い、プロ棋士の道に進むことになりました。夢中になれるものに出会えたことは幸運でした。子供たちにはいろんな可能性があります。興味を持ったことを追求して可能性を広げてほしいですね」というメッセージもいただきました。
今や時の人である藤井聡太棋聖。再度棋聖戦が沼津で開催され、藤井棋聖とトップ棋士が来沼する日を楽しみに待ちましょう。
その時は、これまで以上に沼津一丸となって棋聖戦を盛り上げていきたいですね。沼津を盛り上げるためには私たち市民が沼津に誇りを持ち、沼津の可能性を広げていくことが大切なのではないでしょうか。
問合せ:文化振興課
【電話】055-934-2561
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