令和6年2月の市議会定例会で、新年度の市政運営の考えと、重点施策を盛り込んだ施政方針を発表しました。
昨年は、本市が市制施行100周年を迎えた記念すべき年でありました。この節目の年におきましては、市制記念日であります7月1日の「記念式典」をはじめ、沼津ならではのコンテンツを集結した「記念イベント」の開催のほか、市制100周年を冠した「沼津夏まつり記念パレード」、「Sea級グルメ全国大会in沼津」など、様々な記念事業を、市民の皆様をはじめ、沼津を愛するすべての方々と展開してまいりました。
その中において、皆様がまちを楽しみ、誇りと愛着を深める姿を拝見することができ、大変感慨深く思うとともに、「誇り高い、元気なまち沼津」の実現に向かって、その歩みが着実に進んでいると感じたところであります。
さらに、まちづくりの中核をなす沼津駅周辺総合整備事業におきまして、鉄道施設本体工事の第一弾となる新貨物ターミナル工事が昨年秋に着工されるとともに、「中心市街地まちづくり戦略」の実現に向けた取組や、昨年3月にオープンした香陵アリーナを核とした、スポーツを活かしたまちづくりの推進など、沼津の「動き出す創り出す」が力強く進んできております。
新年度におきましても、これらの流れを加速化させ、沼津駅周辺総合整備事業を着実に進展させるとともに、居心地のよいまちなかの公共空間づくりや民間開発の支援などに取り組み、都市機能の更新によるまちの魅力向上に努めてまいります。
また、意欲ある市民や事業者の皆様が自発的に行う公益的なまちづくり活動への支援や、子育て支援の充実などに取り組み、多くの方々が笑顔でいきいきと活動している姿があふれる沼津に向けたまちづくりを、力強く進めてまいります。
さらに、デジタル技術等を活用し、市民生活の質の向上を図る沼津版スマートシティであります「X‐Tech NUMAZU」や、市民の利便性の向上と業務効率化による行政サービスの更なる向上を実現する市役所のDXを推進してまいります。(一部抜粋)
※令和6年度の施政方針の全文は、市ホームページをご覧ください。
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今回の特集では、新年度において重点的に取り組むべき4つの視点と、主な取組について、「第5次沼津市総合計画」の8つのまちづくりの柱に沿って説明します。
■令和6年度 重点的に取り組む4つの視点
○視点1 暮らしやすいまちへ
まちの活力や発展を支える定住人口の確保に向けては、出生数の減少傾向に歯止めをかけ、社会動態を改善していく必要があります。このため、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援の充実、移住施策の推進、まちなか公共空間の整備、健康長寿の推進など、沼津に住みたい、住み続けたいと思えるまちづくりを推進してまいります。
○視点2 ひとが行き交うまちへ
にぎわいの創出や地域経済の活性化に向け、本市の魅力を満喫していただき、交流人口や関係人口を拡大するための施策を推進する必要があります。このため、旺盛な訪日需要に対するインバウンドの促進をはじめ、海の魅力向上による観光誘客、交通DXによる周遊の促進など、多くの方に本市を訪れていただけるようなまちづくりを推進してまいります。
○視点3 産業が元気なまちへ
産業を元気にすることは、まちの活性化につながり、本市の社会経済の向上につながる大変重要な施策であります。このため、本市への移転を検討する企業に対する積極的な支援をするとともに、スマート農業の導入支援、女性の起業に係る伴走支援など、産業振興に資する施策を積極的に推進してまいります。
○視点4 安全・安心のもとで暮らせるまちへ
近年多発している大規模な自然災害や消費生活トラブルなどは、市民生活に不安を与えています。このため、激甚化・頻発化する風水害や、甚大な被害が想定される南海トラフ巨大地震などに備えた、ICTの活用による災害対応力の強化や、消費者安全確保地域協議会の設置など、誰もが安全・安心のもとで暮らすことができるまちづくりを推進してまいります。
問合せ:政策企画課
【電話】055・934・4704
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