■高尾山古墳が国指定史跡に!市内では30年ぶり!
高尾山古墳は東熊堂で発見された東日本最古級の古墳です。築造されたのは、邪馬台国(やまたいこく)の女王卑弥呼(ひみこ)が生きていた時代、今から約1,800年前と考えられ、高尾山古墳の発見によって、この時期に西日本だけでなく、沼津にも巨大な墓を作る権力者がいたことが明らかになりました。さらに、珍しい形をしていることも重要で、古墳といえば前方後円墳という形が有名ですが、高尾山古墳は前も後も台形の前方後方墳です。
古墳からは中国から輸入された鏡をはじめ、鉄製武器、石製勾玉(まがたま)などが出土しており、古墳文化の東日本への広がりや当時の経済ネットワークを考えるうえで貴重な遺跡といえます。
その歴史的な価値が認められ、国の文化審議会から文部科学大臣に『高尾山古墳』の国史跡指定が答申されました。今秋、国の官報告示を経て正式に国指定史跡となります。市内では他に、休場(やすみば)遺跡(宮本)、長浜城跡(内浦)、興国寺城跡(根古屋)も国指定史跡となっています。
詳細は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
問合せ:文化振興課(文化財センター)
【電話】055-935-5010
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