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動き出した鉄道高架事業(1)

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静岡県沼津市

■鉄道高架がまちを変えていく
美しい自然や歴史、芸術・文化などの地域資源に恵まれたまち、沼津。なかでも沼津駅周辺は、商業や行政などの都市機能が集積し、県東部地域の広域拠点として重要な役割を担ってきました。
この場所が将来にわたって魅力とにぎわいに満ちた都市の「顔」であり続けるために、市では沼津駅周辺総合整備事業に取り組んでいます。
これまで、イーラdeやプラサヴェルデの施設整備、土地区画整理事業による都市基盤整備を行ってきました。
また、「OPEN NUMAZU」の実施や沼津駅南口交差点の地上横断化など、沼津駅周辺を「ヒト中心のまち」にしていくための取組も進行中です。
こうしたまちづくりは、今後の鉄道高架化による南北市街地の分断解消や、高架下や車両基地・貨物駅跡地などの活用を見据えたものです。
鉄道高架事業は、昭和63年に当時の渡辺朗市長が方針を表明して以来取り組んできましたが、令和5年3月に事業主体である県と鉄道事業者が工事協定を締結し、いよいよ工事に着手しました。
今月の特集は、着実に進む鉄道高架事業の「今」と「これから」をお知らせします。

[鉄道高架事業のあゆみ]

沼津駅周辺総合整備事業は、鉄道高架事業をはじめ、土地区画整理事業や関連道路整備事業などによって、沼津駅を中心とする本市の中心市街地を面的に再構成する総合的なプロジェクトです。
鉄道の高架化により、幅が広かった鉄道用地は大幅にスリム化され、分断されていた駅南北の市街地が一体化されます。
歩行者は新しくなる沼津駅のコンコースをはじめ、鉄道の下を容易に通行できるようになるため、まちの回遊性も大きく向上します。
また、三つ目ガード・あまねガードなどでは平らで広い道路を整備し、踏切も除却されるので、自動車交通も円滑になり、現在の中心市街地の慢性的な交通渋滞の解消も期待されます。
さらに、鉄道の幅が狭くなり、高架下や車両基地・貨物駅の跡地など沼津駅周辺に新たに活用できる土地が生まれます。
事業の完了には長い期間が必要ですが、事業効果が早期に発現するよう、着実に整備を進めていきます。

■鉄道高架の効果!
鉄道の高架化は、本市の中心市街地の諸課題を解決して、新たなまちづくりのための広大な土地を生み出します。これらを利活用し、活力ある中心市街地を形成します。

○生み出される土地の利活用
本市の中心部に、鉄道施設の跡地として広い土地が生まれます。
貨物駅の跡地は、防災機能を持つ公園として整備をしていきます。車両基地の跡地は、立地特性を踏まえつつ検討を進めていきます。

○高架下の利活用
高架化により約4.7haの高架下空間が生まれます。南北市街地の回遊性向上につながる通行機能、公共施設、商業施設など周辺市街地と一体となってにぎわいをつくる機能の導入などを検討しています。

○南北交通の円滑化
3本のガード下道路が歩道付き4車線道路となります。13箇所の踏切がなくなって平面道路となり、南北の交通がスムーズに。
沼津駅も自由通路で南北の行き来が容易になります。

問合せ:推進課
【電話】055・934・4768

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