◆オレンジリボンとは?
「子ども虐待がない社会の実現」を目指す市民運動を表すシンボルマークです。オレンジ色は子どもたちの明るい未来を表しています。市民一人一人が虐待をなくしていきたい想いを持ち、できることをしていくことが子ども虐待の防止につながります。
◆児童虐待ってなに?
児童虐待とは、保護者や親権者が暴力や暴言を繰り返し、子どもの体や心を傷つける行為です。
◇身体的虐待
子どもの身体にケガを負わせること
≪実はこれも体罰≫
子どもがスーパーで大泣き。母は周りの人のことを考えこどもの頭をたたき、泣くのをやめさせた。
◇心理的虐待
子どもの心に傷を負わせること
≪言われて深く傷つく言葉≫
「あんたなんか生まれてこなければ良かった。」
「あなたのせいで私の人生が台無し。」
◇性的虐待
子どもに強制的にわいせつなことする、させること
≪実はこれも性的虐待≫
父が子どもの前でわいせつな動画を視聴した。
◇ネグレクト
子どもに生活上で必要な養育を受けさせないこと
≪ネグレクトってどんなこと?≫
・洋服の洗濯をしないことやお風呂に入れないことで、不潔にしている。
・病気やケガをしても病院に連れて行かない。
▽相談先一覧
虐待やDV、子育ての相談先があります。詳細は各ウェブサイトをご覧ください。
(1)、(2)は祝日、12月29日~翌1月3日を除く
◆パープルリボン・プロジェクトとは?
パープルリボン・プロジェクトは、DV(ドメスティック・バイオレンス)や虐待、性暴力への関心を呼び起こし、被害を受けている人に勇気を与えるための運動です。
湖西市は毎年11月を啓発月間として、さまざまな活動を行います。暴力をふるわない、ふるわせない社会を作りましょう。
◆その行動はDVです!
DVとは、配偶者、婚約者、交際相手など「親密な関係にある(あった)者からの暴力」です。
殴る・ののしる・性的行為を強要する・人間関係を制限する・お金を使わせないなど、身体的な暴力以外もDVに含まれます。
「男女間における暴力に関する調査」(内閣府・令和5年度)
▽配偶者からの暴力被害経験がある女性
▽交際相手からの暴力被害経験がある女性
被害を受けた人は日常的に否定され「自分が悪い」と思い込み、DVの状態に気づかないケースも多くあります。
もし相談を受けたら、否定せず、一人で抱え込まないよう伝えてください。
■女性相談室より
▽DVという言葉が広がるきっかけ
日本で「DV」という言葉が普及しはじめたのは1990年ごろですが、そのきっかけの一つは「アルコール問題を考える会」の活動でした。アルコール依存症の夫を支える妻として参加したメンバーたちが、活動の中で自身が「夫から暴力(DV)を受けている女性」だと気づき、日本で初めて当事者主体の民間シェルター(※1)を創設しました。
その後2001年には、女性議員を中心に議員立法で「DV防止法」が成立しました。
▽DVがこどもに与える影響
こどもの前でのDVや暴力を面前DVといいます。警察庁のデータによると、令和5年に警察から児童相談所へ通告した児童のうち、52,611人が面前DVでした(※2)。直接殴られなくても、夫婦間の暴言や暴力を見聞きすることで、こどもは脳に大きなダメージを受けます。さらにはストレスによる体調不良や学力の低下にもつながる恐れがあります。これってDVかもと気になったら、まずは相談してみてください。(女性相談員)
※1 暴力を受けた被害者が一時的に避難できる施設。相談対応や自立へ向けたサポートなどさまざまな支援を行います。
※2 「令和5年におけるストーカー事案、配偶者からの暴力事案等、児童虐待事案等への対応状況について」(令和6年3月)
問い合わせ先:市民課
【電話】053-576-1213
【FAX】053-576-4880
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