こどもを「いじめ」から守るために

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いじめ防止対策を学校外からも行うため、今年4月から市長部局にいじめ防止対策準備室が設置されました。公平・中立の立場からさまざまな取り組みを進めています。

いじめはこどもの健やかな成長に大きな影響を与えます。令和5年度に市が小学生の保護者全員に実施したアンケートでは、小学校などに求める子育て支援として「いじめの防止・対策」が2位に挙げられています。
これらの状況を踏まえ、市長部局においてもいじめの未然防止、早期発見・解決、深刻化防止の取り組みを進めています。

◆どんなことが「いじめ」?
いじめとは、学校などで一定の人間関係にある他の児童生徒が行う心理的または物理的な影響を与える行為で、受けた側が心身の苦痛を感じているものをいいます。インターネットを通じた行為(ネット掲示板やSNSでの誹謗中傷)も含みます。

たとえば
・無視をする
・悪口を言う
・金品をたかる
・たたいたり、蹴ったりする
そのほか、悪意が無くても軽くたたく、からかうなどにより受けた側が苦痛に感じるもの

◆さまざまな相談窓口を開設しました
一人で悩みを抱えるのは、とても辛いことです。どこも相談は無料で、相談した人の秘密は守られます。一人で苦しまずに、まずは相談してみませんか。

◆タブレット端末を使って心とからだの健康観察を始めました
市立小中学校各校で実施している健康観察をデジタル化し、1人1台ずつ貸与している端末から児童生徒が自ら健康状態を入力します。本人の申し出がなくても、心と体の健康状態からいじめ被害やその他のリスクを発見し、支援につなげます。
健康観察の結果は担任や養護教諭のみならず、学校内外の多様な関係者(学年主任、教頭、校長などの教職員、教育委員会、いじめ防止対策準備室)が確認でき、タイムリーかつ組織的に対応します。

◆いじめ防止などの啓発や人材育成を行います
地域でもいじめ防止対策を実施できるように、市民対象の「いじめ防止啓発出前講座」や、こどもと関わりのある人などを対象とした「いじめ防止リーダー養成講座」を行います。

◆こども家庭庁と連携していじめ防止対策を行います
湖西市の取り組みが、学校外からのアプローチによるいじめ防止対策のモデルとなり得るとして、こども家庭庁の支援を受けて事業を展開しています。

◆いじめ防止対策推進条例を制定しました
行政だけでなく、関係する機関や団体、市民の皆さんと一体となっていじめ防止に取り組むため、基本理念やいじめ対策の基本となる事項などを定めました。

■いじめ防止啓発イベントを開催します
いじめ防止対策の専門家による基調講演、湖西市でのいじめ防止対策事業の紹介などを予定しています。
とき：令和7年3月2日(日)
ところ：湖西市新居地域センター

イベント詳細は決まり次第お知らせします。

問い合わせ先：
・こども政策課
【電話】053–576–4922
・いじめ防止対策準備
【FAX】053–576–1220