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スズキ株式会社 鈴木俊宏社長 特別授業 次の100年に向けて

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静岡県湖西市

≪スズキ株式会社 鈴木俊宏(すずきとしひろ)社長 特別授業≫

■次の100年に向けて
9月17日(火)、地元への誇りと愛着の醸成、キャリア教育の一環として、スズキ株式会社の鈴木俊宏社長による中学生向け特別授業が行われました。

授業は「次の100年に向けたスズキの新しい取り組み」と題し、湖西市内の中学3年生約500人が参加しました。鈴木社長は中学生に将来の移動手段の一つとなる技術に興味を持ってもらいたいと、開発中の電動パーソナルモビリティ「SUZU-RIDE」に乗って登場。スズキの成り立ちから現在までの発展の歴史、そして未来に向けた取り組みが進んでいることを説明しました。

◼スズキの理念と描く未来
授業の中で、無駄を省いた効率的で高品質なモノづくりの精神を示したスズキの行動理念「小・少・軽・短・美」に触れ、この理念は生産の現場だけでなく社内のさまざまな部門でも浸透していると話しました。また、この理念は省エネルギーの取り組みなど、未来につながるものだとも語りました。
100年先の将来を見据えたものとして、海外の主力市場であるインドで牛が多く飼育されていることを例に、牛のふんや廃棄された食品を活用したバイオ燃料の研究、空飛ぶクルマ、自動運転技術といった未来のモビリティ、スタートアップ企業との協業について説明があり、生徒たちは真剣な表情でメモを取りながら受講していました。

◼生徒へ向けて
鈴木社長は「スズキではチャレンジ精神を大切にしている。“やらまいか”の気持ちで、皆さんもたくさんチャレンジして、たくさん失敗してほしい。失敗から学べることは多くある」とエール。また「SNSが発達している現代だからこそ、顔を見て、心のあるコミュニケーションを大切にしてほしい」とアドバイスしました。

[授業の最後に鈴木社長に直接質問する時間が設けられ、生徒からはさまざまな質問が出されました。質問とその回答の一部を紹介します。]

▽クルマをつくる上で、一番大切なことを教えてください。
お客様がクルマに対して、何を望んでいるかを一番大切にしています。これを設計、企画、生産、検査、調達など全ての現場で一体となって行うことです。

▽将来、かわいいデザインの空飛ぶクルマはできますか?
現状、搭載する電池の重量の関係で空気抵抗を抑える形状にせざるを得ません。それが解消できれば、デザインの幅も広がるかもしれません。

▽どのようなことを意識してクルマのデザインをしていますか?
各メーカーごとに特徴的なデザインがありますが、スズキではそれぞれのクルマの個性を生かすようなデザインを心掛けています。

[講演会場の外では、新型車や開発中のモビリティなどが展示されました。]
・特別に展示された新型車「フロンクス」
・浜松市内で運行されている自動運転の実証実験車両
・鈴木社長が登場時に乗車した開発中の電動モビリティ
・質問をしようとする生徒たち
・社員の説明を聞く生徒たち
※写真は本紙2,3ページをご覧ください

[参加した生徒の声]
・スズキのことは地元企業として知っていましたが、こんなにも海外進出をしている世界的な企業ということは知らなかったので驚きました。
・カーボンニュートラルの取り組みで、牛のふんや食品の残りをエネルギーとして再活用できることに驚きました。
・スズキの過去の歴史から未来の取り組みをたくさん聞くことができました。空飛ぶクルマの話を聞いて、未来が楽しみになりました。

▽当日の様子は動画でご覧いただけます
・湖西市モノづくり推進室 Instagram
※詳しくは、本紙3ページをご覧ください。

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