女性相談室より

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【介護で仕事を諦める?】
知人の50代女性の話です。軽い認知症の父を世話していた母が骨折をしたと連絡を受けました。仕事のスキルアップもしたいと思っていた矢先でしたが、両親の介護や実家の家事など今後のことを思うと、仕事を辞めるという選択肢も考えました。何か策はないか調べたところ、介護と仕事の両立を支援する制度(介護休業制度)があることを知りました。

【支援制度の積極的な利用を!】
介護休業制度は約30年前に開始されましたが、利用者がとても少ないのが現状です。この制度を活用することで、介護と仕事を両立するための体制を整えることができます。介護に不安を抱えている人は、まず、会社や地域包括支援センターへ相談しましょう!介護休暇や短時間勤務、介護保険適用のサービスなどを組み合わせることで、介護と仕事の両立ができる可能性があります。冒頭の知人女性も、さまざまな制度を使ったり、周囲の助けを受けたりしながら、自らのキャリアと介護を両立しています。仕事や生活を諦めることがないように、制度や人を上手に頼ってみませんか?

【参考】平成29年度仕事と介護の両立支援事業「仕事と介護両立のポイント」あなたが離職しないために概要版
※介護休業制度利用者は約1.4%(令和4年就業構造基本調査)。介護による離職者は年間約10万人(令和6年版高齢社会白書)。

介護休業制度の詳細はこちら(厚生労働省ウェブサイト)
※二次元コードは本紙15ページをご覧ください

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