女性相談室より

11／25

◆女性の防災参画
能登半島地震では直後には約4万人、1カ月後にも約1.4万人の被災者が避難所生活を送りました。災害時は、生理用品や妊産婦用品などの物資配布、避難所の着替えや授乳のスペース不足、性被害といったさまざまな問題に直面します。このような問題を解決するためには、避難所運営に女性の視点を取り入れる必要があります。現状の防災の分野では、男性リーダーが目立ちますが、防災について学んだ女性や自治会役員を経験した女性などが共にリーダーとなって防災参画することが期待されます。

◆地域のつながりの大切さ
しかし、突然リーダーになるのは荷が重いと感じるかもしれません。そんなときは、日々の地域活動の中でもできることがあります。先日、地域のお祭りで町内の複数の女性団体が「日頃からこの集会所を使うので、留守番と雑事を手伝いますよ」と進んで引き受けていました。こうした地域のつながりは、災害時にも役立ちます。自分たちのできることからはじめて、災害に強い地域を目指していきましょう。
(女性相談員)

6月22日に女性防災講座が開催され、約60名が参加しました。避難所運営について考える“クロスロードゲーム”で和気あいあいと防災を学びました。

問い合わせ先：市民課
【電話】053-576-1213
【FAX】053-576-4880