街の活力となっている、きらりと輝く人や団体の皆さんをインタビュー形式で紹介します。
~外国につながる市民と共につくる地域に向けて~
多文化共生社会を考える会(利右衛門自治会)
利右衛門自治会には、市内の他地域に比べ、多くの外国出身の皆さんが生活しています。当自治会と外国出身の皆さんとの間には、残念ながら交流する機会が少なく、自治会活動にほとんど参加されていない状況にあります。そして、今後もさまざまな国籍の皆さんがますます増えていくことが予想されています。
また、当自治会は少子高齢化や労働人口減少の心配もあり、自治会運営を継続していくためには、さまざまな国籍の皆さんと助け合いながら地域を守っていく必要があります。そこで、この地域の全ての住民が安心安全に、そして明るく楽しく暮らすことができる「多文化共生社会」の構築を目指し、自治会内の有志により、この会を今年7月に立ち上げました。
この地域に住んでいるさまざまな国籍の皆さんと顔の見える関係づくりを進めたいと考え、10月末に地域の畑で「イモ掘り会」を開催しました。フィリピン出身の方などを交え、約30人で秋の味覚の収穫を楽しみ、収穫後は笑顔で自己紹介をし、交流を深めました。
今後も地域に住む皆さんとの交流会を開催したり、地域活動・奉仕活動への参加を促したりし、まずは日頃のあいさつを交わせる関係を作りたいです。将来は、外国出身の皆さんの中でリーダーと成り得る方に自治会役員として活動してもらいたいと考えています。
■Profile 多文化共生社会を考える会
利右衛門自治会の有志メンバーが集まり、今年7月に会を立ち上げた。外国につながる市民との多文化共生による地域づくりを目指している。
主な活動:外国につながる市民との交流会など
会長:大石(おおいし)正明(まさあき)さん
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