毎年12月3日~9日は、「障害者週間」です。
障害の種類に応じて、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳があり、市内では約6,700人、人口の4.6%の人が手帳を持っています。
この機会に、障害のある人たちが、どのような配慮や支援を必要としているか知り、全ての人が快適に生活できる社会を実現するため、障害と社会について考えてみませんか。
○知的障害者家族の声
知的障害のある人は、こだわりが強い、危険予測をすることが難しいなどの特性があります。しかし、緊張と不安の中で、本人にできることを日々一生懸命行っています。この特性を「個性」と認め、見守ってもらえないでしょうか。障害があっても、焼津市で安心・安全に暮らしていけることを願っています。
○重症心身障害児(者)家族の声
重症心身障害は、身体のまひの他にもさまざまな障害を合わせ持っており、生活の全てで介助が必要です。環境の変化にとても敏感で、知らない場所では緊張のため声が出たり体調を崩してしまったり、日常生活自体がとても大変です。
自動車での外出が日々の楽しみですが、車いすが大きいため、駐車場では広いスペースがないと乗り降りできません。専用のスペースを使うことができると、とても助かります。
■障害の種類を知って適切な配慮を
▼視覚障害
全く見えない、見える範囲が狭いなど人によってさまざま
○配慮
点字ブロックの上や周辺に障害物を置いたり、立ち止まったりしないようにする
▼聴覚障害
全く聞こえない、聞こえにくいなど人によってさまざま
○配慮
筆談、手話など会話するときの方法を確認し、短文で簡潔な情報で伝える
▼肢体不自由
手や腕(上肢)、足や脚(下肢)、体幹に障害があり、体を思うように動かしにくい
○配慮
困っている様子のときは声をかけ、手伝うときは何が必要か確認する
▼知的障害
発達期に知的機能の障害が現れ、日常生活に支障をきたしている状態
○配慮
ゆっくり丁寧に話し、絵や写真などを使い、わかりやすく説明する
▼精神障害
統合失調症やうつ病などの精神疾患により、日常生活や社会参加に困難をきたしている状態
○配慮
不安を感じさせないように、笑顔で穏やかに対応する
▼内部障害
体の内部に障害があり、環境の影響を受ける人がいて、外見からわかりにくい
○配慮
外見でわからなくても疲れやすかったり、たばこの煙で苦しくなったりすることなどに配慮する
問合せ:障害福祉課
【電話】631-5532
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