出張版病院広報誌 ひだまり Vol.13

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■県中部エリア・県内の公立病院で初導入
「人工膝関節手術支援ロボット」
～ロボットが医師をサポート～

この度、当院整形外科に人工膝関節手術の手術支援ロボットを導入しました。県中部エリア・県内の公立病院では初めての導入施設となり、地域の医療に大きく貢献するものと考えています。

▼人工膝関節置換術とは
変形性膝関節症や関節リウマチなどの疾患やけがにより傷んだり、変形した膝関節の表面を取り除いたり、インプラントと呼ばれる人工関節に置き換える手術です。次のような効果が期待されます。
・関節の傷んでいる部位を人工関節に置き換えるため、手術前の膝の痛みが改善
・下肢の変形が矯正され、歩行が安定
・早期にリハビリテーションを開始できる
・活動範囲が広がり、生活の質が向上
※症状の改善には個人差があります。
※手術適応や術式については、担当医師と相談しながら決めていきます。

▼導入した人工膝関節手術支援　ロボットの特徴・期待できること
・アメリカで開発され、2022年に国内に導入された最新の「人工膝関節置換術専用のロボット」
・全自動ではなく、医師の手術操作を安全に正確に制御し、ロボットが医師のサポート役になる
・患者様一人一人の骨の形を、コンピュータが認識し、骨の削り方と人工関節の入れ方の計画を、1ミリ・1度単位で提案し、医師がその提案された計画に修正を加えながら実行することで、従来法よりも正確で精密な手術の実現が可能
・手術時間の短縮、予定した位置に人工関節を設置できることで患者様の満足度のさらなる向上が期待できる

▼整形外科外来の予約受付について
5月から「整形外科外来」の受診は、紹介制かつ予約制(医療機関または本人からの予約が必要)となっています。
お近くの医療機関を受診後、紹介状をご用意のうえ当院地域医療連携室(【電話】623-3111(代))を通じ予約してください。

問合せ：市立総合病院　病院経営戦略課
【電話】623-3111(代)