新たな年の幕開けに、「焼津市地域おこし協力隊」の岩﨑(いわさき)美沙(みさ)さんを迎え、中野(なかの)市長と対談を行いました。
焼津市への思いや今年の目標などを語っていただきました。
市長:岩﨑美沙さんには、「焼津市地域おこし協力隊」として、昨年8月1日に京都から焼津に来ていただきました。若い世代として、また、焼津市の外から見た視点・感覚で、SNSを用いた情報発信にご尽力いただいており、ありがとうございます。
-焼津市の印象
市長:焼津市に住んでみての印象は。
岩﨑:「魚がおいしい港町」という、市外の人が思うイメージどおりの素敵なまちだと感じました。住んでみて特に嬉しく感じたのは、人の温かさですね。地元・京都では、観光地ということもあり、気軽にまちの人と話すということはあまりありませんでした。焼津では、例えば市役所本庁舎前の足湯に入っていると、横に座った人と気軽に会話が生まれ、いつの間にか笑顔になる。そういった人の優しさ・温かさが焼津の魅力の一つだと感じます。焼津漁港や大井川港、石津浜など、海の景観もお気に入りになりました。
-昨年を振り返って
市長:「地域おこし協力隊」としての昨年の活動を振り返り、印象的なことなどはありますか。
岩﨑:「地域おこし協力隊」は、地域外の人材が、地域協力活動を行うことで地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした総務省の制度です。私はSNSなどインターネットでの情報発信を得意分野としておりますので、昨年は焼津市観光協会Instagram(インスタグラム)などのSNSを通して焼津市の魅力を発信することに力を入れて活動しました。市内のさまざまなイベントに取材に行かせていただいたり、企業の皆さんからお話を聞かせていただいたりし、それらを記事にまとめてSNSで発信させていただきました。取材を通して地域の皆さんと触れ合うことができたことが非常に印象的です。
市長:さまざまなイベントで岩﨑さんの笑顔をお見かけします。焼津のPRにご尽力いただき誠にありがとうございます。
-今年の目標
市長:今年の抱負・目標をお聞かせください。
岩﨑:2025年も、引き続き焼津市の魅力発信に全力で取り組みます。
現在実施しているSNSでの魅力発信のほか、焼津市に訪れていただく「交流人口」を増やすため、観光客向けの体験プランの開発・公開を進めていきたいです。市外出身者だからこそ気が付く焼津の魅力を形にし、市外や県外に向けてPRしていきたいです。
市長:観光客向けの体験プランとは、具体的にどのようなことを考えていますか。
岩﨑:焼津には歴史や伝統ある企業や工場がたくさんあり、職人の伝統技が継承されています。働く人の息遣いやこだわりが感じられる工場などは、市外・県外の人からは魅力的に映るのではと感じています。そのような工場などを巡るフォトツアーなどが、観光の新たな魅力になると考えています。
まだ、市内の企業・工場や観光施設などの皆さんからお話を伺いながら構想している段階ですが、実現に向けて前に進めていきたいです。
市長:焼津の人が当たり前と思っているものが、実は魅力的な地域資源だということはあると思います。外の目線で焼津の魅力を伝えていただけると大変ありがたいです。
-将来の夢
市長:将来の夢をお聞かせください。
岩﨑:目の前の目標達成に向けて全力で取り組んでいる最中で、将来の明確な夢などは模索中ですが、焼津の中小企業の皆さんをサポートするような仕事に従事したいと思います。
-市民へのメッセージ
市長:市民の皆さんへのメッセージをお聞かせください。
岩﨑:焼津の魅力をたくさん教えていただけると嬉しいです。市民の皆さんと一緒に焼津を盛り上げていきたいです。
市長:行政とは異なる視点・立場から、柔軟な地域おこし・地域活性化をしていただくことを期待しています。今年のご活躍を楽しみにしています。
○profile
岩﨑美沙(いわさきみさ)
焼津市地域おこし協力隊(交流人口拡大支援)に昨年8月に着任。京都府京都市出身の26歳。SNSを用いた情報発信やWEB(ウェブ)マーケティングを得意とし、若い目線、市外出身者の目線から焼津の活性化に取り組む。
問合せ:シティセールス課
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