【謹んで新年のお慶(よろこ)びを申しあげます】
新年おめでとうございます。
皆様方におかれましては、希望に満ちた新年を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
この度、4期目の市政運営のかじ取りを担わせていただくことになりましたのでよろしくお願いいたします。
さて、昨年は、全国屈指のマグロの水揚げ地であるこの焼津で、マグロの魅力を広く皆様に知っていただくため、「鮪(マグロ)フェス」を初めて開催したほか、本市の地場産品を活用した「ふるさと納税」についても、全国から引き続き多くの寄付をいただいており、以前の活気を超えるような勢いのある年であったと実感しております。
一方、原油などの原材料の高騰により、日常生活のみならず、水産都市として発展してきた本市の各種産業にも大きな影響と変化を及ぼしています。
加えて、近年のデジタル技術の進展は目覚ましく、コロナ禍をきっかけに進んだリモートワークやオンラインサービスなどの一般化、その後の生成AIの急速な普及は、人々の行動、価値観に大きな影響を与え、今後、ますます進んでいく人口減少や少子高齢化の中、地域の課題解決と経済発展を図るために、デジタル技術の活用が一層必要となってきております。
このような時代の変化に対応すべく、本市では、DX推進計画を策定し、誰もがより豊かで暮らしやすい社会の構築を目指して、電子申請手続きの拡充やデジタル通知の活用など、行政サービスのデジタル化に取り組んでいるところです。
「スマートシティYAIZU(やいづ)」の推進や「ノーコードツール」・「生成AI」の活用などにより、今後も一層の業務効率化と市民サービスの向上を図ってまいります。
今年の市政運営目標(今年の漢字)は「興」(おこす・こう)としました。コロナ禍後の混迷化し複雑な問題が出ている中、人とのつながりを深め、手を取り合って助け合い、支え合う焼津をつくり、新しいことに挑戦する、新しい物事を始めることで、焼津市がさらににぎわい、活気あるまちづくりとなる思いを「興」の一文字に込めております。
結びに、本年がより良い年になりますよう皆様方のご健勝とご多幸を心より祈念し、年頭のあいさつといたします。
焼津市長 中野(なかの)弘道(ひろ)
新年おめでとうございます。
新春を迎え、市民の皆様のご健勝を心からお慶び申し上げます。
平素は、皆様方のご理解とご協力により、市議会の円滑な運営ができますことに心から感謝申し上げます。
また、昨年1月1日に発生した能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。本市におきましては、8月に発生した台風10号による冠水被害など、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
昨年の大きな出来事として、パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会が7月から9月にかけて開催され、多くの選手の活躍を見ることができ、大きな感動と力をいただいたのではないかと感じております。
焼津市は昨年3月末にモンゴル国チンゲルテイ区と友好都市提携を締結し、今後さらにさまざまな分野において友好の輪が広がっていくものと感じております。また、昨年7月には、大井川港開港60周年を記念して太平洋の白鳥と称される大型練習帆船「日本丸」が大井川港に初寄港し多くの見学客に訪れていただくなど、さまざまな機会をとおして市の情報発信に努めていただいているところであります。
市議会におきましては、初の取り組みである議会報告会を開催し、市内にある4つの高校のうち、私立焼津高校の生徒の皆様に対し議会報告・意見交換を行いました。さらに、今年1月には県立焼津水産高校の生徒の皆様との意見交換などを予定しており、今後も市民に開かれた議会として身近に感じていただけるよう取り組んでまいります。
目まぐるしく状況が変わる時代の中、市民の皆様と行政および議会が協力し合い行動していくことで、魅力と活力のある地域社会の実現につながるものと信じております。
市議会といたしましては、市民の皆様の声に耳を傾け、信頼される議会を目指し一層の努力を重ねてまいります。
新しい年が市民の皆様にとりまして、明るく実り多き年でありますよう心からお祈り申し上げるとともに、本年も相変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げて年頭のあいさつといたします。
焼津市議会議長 石田(いしだ)江利子(えりこ)
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