■鼻・副鼻腔の疾患に対する治療について
鼻・副鼻腔の疾患や鼻症状に対する治療は、年々大きく変化しています。当院でも最新の治療への対応を進めています。
▼鼻・副鼻腔疾患
鼻副鼻腔炎の治療において従来、蓄膿と呼ばれていた膿がたまるタイプは、薬による治療が進み手術が減少していますが、ポリープができるタイプの副鼻腔炎が増加し、手術が必要となる場合が増えています。
手術は内視鏡を使い、進化した機器により困難な部位も対応可能になり、最新のナビゲーションシステムで安全性も向上しています。
▼鼻閉改善手術
鼻の形が左右アンバランスになることで鼻づまりが生じる場合、手術で骨や軟骨の形を整えることが可能です。
従来は鼻の外見に影響するリスクから手術が難しい場合もありましたが、最近安全に行える方法が広がり、当院では2023年秋からこの手術を始め、多くの患者さんに改善効果を実感してもらっています。
▼アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、花粉症をはじめ日本国内で広く見られる疾患で、特に静岡県では多くの人がかかっています。
多くの人は薬を正しく使うことで症状をコントロールできますが、薬では症状を抑えられない重症の人は、手術も選択肢としてあり、鼻づまり改善や鼻水症状の改善が期待できます。投薬で症状がコントロールできない人は、治療方針について一度相談することをお勧めします。
▼耳鼻いんこう科の外来受診
耳鼻いんこう科外来は完全紹介制です。まず近隣の医療機関を受診し、紹介状を用意の上、地域医療連携室(【電話】623-3111(代))を通じて予約してください。
専門医を含む4人の医師が診療を行い、鼻・耳の疾患だけでなく、難聴やのど・首の炎症にも専門的な医療を提供します。
詳しくは「広報誌ひだまり2024秋号」をご覧ください。
問合せ:市立総合病院病院経営戦略課
【電話】623-3111(代)
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