今季からプロ野球へ 強肩と高い捕球技術の捕手
安竹俊喜
プロ野球選手(広島東洋カープ)
昨年10月、「2024年プロ野球ドラフト会議」で、市内出身の安竹(やすたけ)俊喜(としき)選手が広島東洋カープからドラフト育成3位の指名を受けました。安竹選手は、強肩と高い捕球技術が魅力の捕手(キャッチャー)で、今季からプロ野球選手としての活躍が期待されています。
安竹選手にお話を伺いました。
問:野球を始めたきっかけは?
小さな頃から、家の前でバットとボールを持って遊んでいました。本格的に野球を始めようと思ったのは、2009年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でのイチロー選手の活躍を見てからです。小学3年の4月から大富少年野球クラブに入りました。
問:学生時代の思い出は?
大富中学校の野球部で副将としてチームを引っ張る大変さを経験しました。実力を持ったメンバーがそろっていたのに、県大会で優勝できなかったことは今でも悔しく思っています。
静岡高校ではレギュラーになれず、サポートに回る立場になりました。高2の春にチームが甲子園選抜(選抜高等学校野球大会)に出場を果たしましたがベンチに入れず、また、高3の夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)では、控えの捕手としてチームを支えました。振り返ると、高校で試合に出られなかった悔しさが、今につながっていると感じます。
静岡大学に進学し、2年の春に正捕手として、その年の静岡学生野球春季リーグ戦を優勝。続く東海地区大学野球連盟春季選手権大会も制覇。チームとして8年ぶりに全日本大学野球選手権大会に進出したことは思い出深いです。本格的にプロを意識したのはこの頃です。
問:プロ野球選手としてドラフトで指名を受けた時のお気持ちは?
「本当に選んでもらえたんだ」という驚きがあり、その後にうれしいという気持ちが込み上げてきました。いろいろなご縁や周りの皆さんの支えがあってこその指名だったとありがたく思っています。
問:ご自身の強みはどこですか?
肩の強さとキャッチング(捕球)技術です。その2つは誰にも負けたくないと思い、練習に励んできました。球団のスカウトからも「肩が一番の魅力で、二塁への送球タイムが1.8秒という、伸びていくような送球が強み」と言っていただきました。
この送球タイムはプロ入団後ももっと伸びると考えています。
問:今後の目標は?
自分の持ち味である肩やキャッチング技術をより一層磨き上げ、早く一軍の舞台でプレーしている姿を見せられるように頑張ります。
そして、いつか「安竹選手のキャッチングを参考にしています」と言われるような選手になりたいです。
問:市民の皆さんへのメッセージを
23年間育ってきた焼津は、すごく温かいまちだと感じています。お世話になった焼津への恩返しとして、自分が活躍している姿を見せて、市民の皆さんを勇気づけられたらなと思っています。
焼津の皆さん、応援をよろしくお願いします。
○Profile
安竹(やすたけ)俊喜(としき)
2001年焼津市生まれ(23歳)、プロ野球「広島東洋カープ」に所属(捕手・育成選手)。身長178センチ・体重85キログラム。右投右打。
大富中学校卒。静岡高校から静岡大学へ進学。静岡大学では正捕手として活躍。2024年ドラフト会議(昨年10月開催)にて広島東洋カープより育成3位の指名を受け、今季からプロ野球選手となる。
■サイン色紙をプレゼント
安竹俊喜選手のサイン色紙を抽選で3人にプレゼントします。
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