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自治体の皆さまへ

A(あっ)しおかぜ 増刊号

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静岡県焼津市

男女共同参画社会とは、世代や性別にかかわやず、誰もが自分らしく暮らせる社会です。
そのためにも、私たちの住む地域や身近な社会生活について、行政と市民が互いに知り、学び、考え、共に社会をつくって動かしていきましょう。

■Aしおかぜトピックス~困難な問題を抱える女性への支援
▼女性を支援する法律の制定
各国における男女の格差を測るジェンダーギャップ指数(GGI)が毎年ランキング形式で発表されています。経済・教育・保健・政治の4つの分野のデータから作成され、「0」が完全不平等、「1」が完全平等を表しています。2024年の日本のスコアは「0.663」で、146か国中118位と先進国の中で最低レベル、アジア諸国の中でも韓国や中国、ASEAN(アセアン)諸国より低い結果となりました。教育と健康の値は世界トップクラスですが、経済や政治分野で低い数値となっています。
日本でも男女共同参画社会を目指し、女性活躍推進への取り組みが進められているものの、いまだに男女の役割を固定的に捉える意識が社会に根強く残っており、それが男女差を生んで、生きづらさを感じている女性が少なくありません。
この男女差がより浮き彫りになったのがコロナ禍といわれています。新型コロナウイルス感染症が拡大した時期に、女性からのDV相談件数や女性の自殺者が増えたり、シングルマザーの失業率が上昇しました。
そこで、昨年4月1日から「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」(以下、女性支援新法)が施行されました。女性は、日常生活や社会生活を送る上で、女性であることにより、さまざまな困難な問題に直面します。
また、性被害に関する問題やDVなどの家庭問題、そしてお金の問題など、女性が抱える問題は、多様化・複雑化しています。女性支援新法は、このような困難な問題を抱える女性に寄り添い、一人一人のニーズに応じた支援を行い、安心して、かつ自立して暮らせる社会の実現を目指すための法律です。

▼女性相談室の常設
市では、この女性支援新法の制定を受け、困難な問題を抱える女性への支援の強化を図るため、昨年11月から「女性相談室」を常設としました。専門の女性の相談員が、相談者の気持ちに寄り添いながら面談や電話でお話を伺いますので、安心してご相談ください。

■相談員からのメッセージ
日々寄せられる相談は、夫婦や親子の問題、身内、近隣、職場での人間関係などさまざまです。
また、きちんと説明できないので相談することを戸惑っていたり、不安や心配な気持ちを抱えたままでいたりする女性も多いのではないかと感じています。「こんなことで相談していいのかしら」と心配なさらず、ゆっくりと言葉にして一緒に考えていきませんか。必要に応じて、その後の支援におつなぎすることもできます。プライバシー、秘密は厳守されていますので、安心して相談室を利用してください。お待ちしております。

■女性相談室 月~金曜日9:00~17:00
専用電話番号【電話】639-5810(いつでもはーと)

発行日:令和7年3月1日
編集・発行:焼津市 市民環境部 協働推進課
【電話】054-626-1178【FAX】054-626-2183【メール】kyodo@city.yaizu.lg.jp

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