市長メッセージ〈178〉

16／21

■この一年を振り返って
熱海市長　齊藤　栄
今年も年末が近づいてきました。今年はコロナの影響は限定的で、観光地としては総じて賑わいのあった1年だったと思います。その中で幾つか特筆すべきことがあります。　
まず一つは、スポーツの分野で熱海の若手が大活躍したことです。熱海富士関においては、大相撲秋場所と九州場所で2場所連続の優勝争いを演じ、「熱海富士」の名前を全国にとどろかせました。また、泉小中学校出身で駒澤大学陸上部主将の鈴木芽吹選手の活躍も目覚ましく、2年連続の大学3大駅伝3冠という偉業に王手をかけるまでになりました。熱海富士関と鈴木選手の2人の若者の活躍は熱海市民を大いに元気づけました。　
もう一つは、今年の9月1日に伊豆山土石流災害による立入禁止区域が解除され、被災者の皆様の帰還が始まったことです。上流に残っていた不安定土砂の撤去が静岡県の行政代執行によって完了し、安全性が確保されたことを受けたものです。これまでに、ライフラインが復旧し、家屋の修繕などが整った約10世帯が住み慣れた元の住居に戻ることができました。今後引き続き、帰還がスムーズに進むよう、行政として支援していきます。また、これまで河川や道路などの整備についてのご理解やご協力を得るため、静岡県と共に地区別での説明会を開催してまいりましたが、復興事業が前に進むよう引き続き努力してまいります。　
皆様にとって、今年はどんな年だったでしょうか。来年が更に良い年になりますように。