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自治体の皆さまへ

今だから考えたい『ごみ』ってナニモノ⁉

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静岡県熱海市

01.「一般廃棄物」と「産業廃棄物」とは?
「ごみ」は排出元によって同じ品目でも運搬者や処分先、処理責任の主体が変わってきます。
「一般廃棄物」とは、“「産業廃棄物」以外のすべてのごみ”のことです。(処理責任は市町村)
「産業廃棄物」とは、簡単に表現すると“事業活動(建設業や製造業など)で発生したごみ”であり、種類や特定の事業活動に廃棄物処理法で指定がされているごみです。(処理責任は事業者)

02.「生活系ごみ」と「事業系ごみ」とは?
上記で説明した「一般廃棄物」の中でも更に種類が分かれます。
「生活系ごみ」とは、私たちが“日常生活する上で生じるごみ”を指し、収集運搬と処理の責任は市町村が負うこととなっています。
「事業系ごみ」とは、産業廃棄物と少し区分けが難しいですが、“事業活動の中でも産業廃棄物以外のもの(例えば、飲食店や宿泊施設から排出される残飯など)”を指し、収集運搬は事業者、処理は市町村が負うこととなっています。
このことから分かるように、市がごみステーションから収集している地区収集ごみは「生活系ごみ」であり、「事業系ごみ」は各事業者が直接運搬するか、一般廃棄物処理運搬許可を有している業者に委託して運搬することが法律で定められています。

03.混ぜれば「ごみ」、分ければ「資源」‼
市では指定袋で出された「(燃える)ごみ」は、すべて焼却施設で焼却処分されます。逆に考えると、指定袋に入ったごみは燃やす以外の方法では処分されません。
参考に令和4年度の実績データでは、燃えるごみの中には紙・布類は39.7%(約4割)、木・竹・ワラ類は25.7%(約3割)、ビニール・合成樹脂類は22.2%(約2割)、厨ちゅうかいるい芥類(残飯や生ごみ類)は12.4%(約1割)と、燃えるごみの中に未だ「資源」が混入している現状が分かります。
過去にさかのぼると“ごみ=不要となったモノすべて”という考えが一般的でした。しかし、現代では“不要となったモノの中には、工夫をすれば価値を見いだすことができる”という考えが強くなってきました。本来不要となったモノから、あらゆる方法(分別や選別)で「資源=価値を見いだせるモノ」を取り除き、“もう燃やすか埋め立てるしかない!”となったモノが初めて「ごみ」となるのです。(不要となったモノ-あらゆる資源=ごみ)

ゼロカーボンシティ宣言はこちら
(市ホームページ)
※広報紙掲載のQRコードをご覧下さい。

◆本当のところは知られていない?「リサイクル」と「お金」の関係
◇よく聞く「3R(スリーアール)」ってなに?
・Reduce(リデュース)/不要となるモノを買わない、もらわない、つくらない、減らすこと
→マイバッグやマイ箸、マイボトルの使用や過剰梱包製品を買わない、食べ残しをしないなど
・Reuse(リユース)/不要となったモノを、そのまま、もしくは修理などして必要な人が再使用すること
→リサイクルショップやインターネット上のフリマアプリなどの活用
・Recycle(リサイクル)/不要となったモノに手を加え、原材料やエネルギー源として再生利用すること
→段ボールからトイレットペーパー、鉄くずから鉄筋、電気基盤からレアメタルなど
…以上の3つの頭文字をとって3R(スリーアール)と言います。

◇「リサイクル」って「お金」になるの?もっと分別してリサイクルしないの?
意外と誤解されているかもしれませんが、リサイクル=お金がもらえるとは限りません。
これにはリサイクルされる品目にもよりますが、
運搬費用+選別・中間処理費用〉製品(原料)の売却金額…市が「お金を払う」(支出)
運搬費用+選別・中間処理費用〈製品(原料)の売却金額…市が「お金を貰う」(収入)
「リサイクル」は“資源の有効活用(社会的責任)”と“限りある予算(経済的責任)”のバランスを考え、市民の皆さんに分別などのお願いをしています。

◇皆さんも一緒に「リサイクル」と「お金」の問題について考えてみましょう

※詳しくは広報紙P2.3をご覧下さい。

問合せ:環境センター
【電話】0557-82-1153(いいごみ)
ID:1014500

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