◆伊豆湘南道路とは
静岡県東部地域と神奈川県西部地域を結び、広域的な道路ネットワークの一部を形成する道路構想です。
この道路は、東名・新東名高速道路、伊豆縦貫自動車道、小田原厚木道路などと一体となってトライアングル状の強靭な国土幹線道路ネットワークを形成することにより、平時においては、経済成長を支える安全で円滑な人・モノ・情報の移動支援や広域周遊観光の促進に大きく寄与する道路になると考えられています。また、大雨や巨大地震などの災害時には、救急救命、救援物資の運搬を支え、人々の命と暮らしを守る「救援する強靭道路」として機能することも期待されています。
◆伊豆湘南エリアにおける課題
伊豆半島から湘南にかけてのエリアは、全国有数の観光地がいくつもありますが、主な幹線道路である国道1号や国道135号は、積雪や台風など自然条件の影響を大きく受けやすい極めて厳しい道路環境となっているほか、首都圏や中部圏から来訪する際、慢性的な交通渋滞が発生することで知られています。
また、東名・新東名高速道路は富士山麓のエリアに集中しており、富士山噴火の影響が懸念されることから、代替ルートの確保という観点からも伊豆と湘南エリアをつなぐ災害に強い高規格道路の構築が求められています。
◆伊豆湘南道路実現に向けた取り組み
建設促進の機運が高まり、平成10年(1998)年8月に「伊豆湘南道路建設促進期成同盟会(会長 熱海市長)」が設立されました。
人々の命と暮らしを守る伊豆湘南道路の実現に向け、伊豆湘南道路建設促進期成同盟会では、毎年、国土交通省などの関係機関に要望活動を行っています。建設実現のためには、地元の盛り上がりと機運醸成が重要です。下記のとおり2月10日に「伊豆湘南道路シンポジウム」を開催します。ぜひ参加いただき、実現に向けて皆さんの声をお届けください。
問合せ:都市計画室
【電話】0557-86-6381
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