市では、国際感覚豊かな人材を育成するため、中学生の海外体験を応援する補助事業を行っています。
今年は、オーストラリア、イギリスに3人の中学生がホームステイをして貴重な体験をしてきました。3人の思い出を紹介します。
◆熱海中学校2年 山田 海優(やまだ みゆ)
今年の夏休み私がオーストラリアに行けると知った時は、うれしくて楽しみでした。
実際にオーストラリアに行ってみて活動すると現地の先生、友達、ホストファミリーはとても優しく接してくれて良かったです。オーストラリアのいろいろな所へ行ったのですが、特に印象に残っているのはコアラ、ペンギン保護区に行った時です。コアラはめったに動かないと思ったのですが、私が行った時は木の上を歩いていて貴重な所を見られました。ペンギンは、海から砂浜へ歩いてくる姿がすごくかわいかったです。
現地の学校ではバディが付いて案内をしてくれましたし、たくさんの話をしてコミュニケーションが取れてうれしかったです。お昼ご飯は、バディとバディの友達と3人で食べることが多く2人とも明るくてフレンドリーでした。ホストファミリーと家で過ごす時は、料理の手伝いをしました。主に野菜を切ったり、クッキーを作ったり、サラダの材料を庭から採ってきたりしました。また、ホストファミリーと一緒にバスケットボールの練習に行ったりもしました。私も中学ではバスケ部なので、現地の人と一緒にプレイ出来て良かったです。
私は最初、オーストラリアの人とコミュニケーションが取れるか心配していましたが、分かりやすい英語でゆっくり説明してくれたのでコミュニケーションを取れるようになりました。私にとって初めての海外生活でしたが、とても良い経験でした。
◆熱海中学校1年 木村 一凡(きむら かずちか)
今回の研修で、私はさまざまな事を学び体験しました。
大きな一つとしては、海外と日本の文化の違いを体験しました。中でも、料理の違いや距離感の違いが大きいと思いました。料理では、クセが強いマーガリンやゆで時間の違いを感じました。日本では冷やす物をオーストラリアでは冷やさなくて、日本では冷やさない物をオーストラリアでは冷やすことが分かって驚きました。
もう一つの違いとして距離感はとても違い、オーストラリアでは初めて会う人でもハグをしたり、日本で言う「ライン交換しようぜ」を会ってからたったの2、3回目でするのでとても驚きました。
他には、楽しかった事がたくさんあります。オーストラリアの海に入り、とても冷たかったことや、白い貝殻をたくさん集めたことです。その貝殻はとても白くきれいだったので、お土産にしようと思いました。
他にも、間近で見たペンギンは、とても小さくてかわいかったけど、写真撮影は禁止だったので残念でした。週末には、メルボルンという大きな街に出かけました。とても大きな川や、とんでもないほど駐車場があったり、驚くほど高いビルや大きな市場などいろいろなものがありました。そんな街で特に驚いたのは「駅+水族館」でした。電車を降りると、そこにはお魚さんがたくさんいました。また、路面電車もあり、市内乗車は無料とお得でした。
そしてさらに、有名な落書きストリートには驚きました。1週間で全てが変わるそうで、とても長いストリートなのにすごいなと思いました。
いろいろな事を見て、体験してとても充実した14日間でした。この体験の成果を日々の学校生活で活かし、その先の未来にもこの成果を発揮していきます。
最後に、このようなさまざまな事が学べる機会を用意してもらい、ありがとうございました。
◆熱海中学校1年 藤井 結理(ふじい ゆり)
私は今まで海外に行ったことがなく英語だけの生活に不安を感じていましたが、9日間のイギリス研修を通じてその不安は解消されました。
研修前日は仲間たちと事前研修を行い、現地での交流にも緊張せず臨むことができました。イギリスでは教室の配置や横断歩道の構造など、日本とは異なる点を多く発見し、不思議な感覚を覚えました。
研修中は現地の語学学校に通い、アクティビティを通じてボーンマスの教会やビーチ、商店街などを巡りました。特に、公園でさまざまな国の人々と、日本のお菓子を食べながら交流したことが印象に残っています。昼食時には他国からのクラスメイトと楽しく会話を交わし、午後は英語の授業を受けました。クラスメイトたちが優しく接してくれたため、最終日には別れが寂しく感じられました。
6日目には「Japanese Night」と題した日本文化の紹介を行い、地元のお祭り「こがし祭り」の太鼓を披露しましたが、緊張のあまりうまくいきませんでした。それでも、浴衣の着付けを担当し、外国人とのコミュニケーションを楽しむ同じブースの仲間を見て、感心しました。疲れを感じつつも充実した1日を終え、心地よい眠りにつきました。
8日目にはロンドン観光に出かけ、ビッグ・ベンやバッキンガム宮殿をガイドさんと共に巡りました。観光地は混雑しており、ガイドさんの説明を受けながらロンドンについての理解を深めました。また、授業ではロンドンについてのクイズを行い、楽しみながら学びました。
語学学校で多くの国の人々と出会う中で、流ちょうな英語を話す彼らの輪に入るのが難しかったものの、同行した日本の仲間たちに助けられ、次回は自分が誰かを助ける側になりたいと思いました。
この貴重な経験を活かして、今後も英語の勉強を続け、わからないことがあれば積極的に質問しようと決意しています。機会があれば、再度イギリスを訪れて英語に触れることを望んでいます。
問合せ:文化交流室
【電話】0557-86-6234
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