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自治体の皆さまへ

市長メッセージ〈187〉

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静岡県熱海市

■台風10号の被害
熱海市長 齊藤 栄
8月末に日本を襲った台風10号は、熱海市において観測史上最大の72時間雨量を記録し、市内各地で道路や住宅などが被害を受けました。この中でも市民生活に特に影響があるものが、姫の沢にある火葬場の被害です。
8月30日の夕方に火葬場の建物裏手から突然土砂が流入し、施設の従業員が危うく難を逃れたそうです。私も現地を確認しましたが、火葬場の大量の土砂だけではなく、建物の背後の斜面が県道を挟んで約200メートルに渡って崩れており、その規模の大きさを目の当たりにして大変驚きました。
土砂の流入により火葬場が使用不可となったため、当面の間、伊東市、三島市、真鶴町のご協力を得て、熱海市民の火葬を受け入れていただくことになりました。その後の調査で、火葬炉などの損傷はそれほど大きいものでなく、熱海市による火葬場の機能回復は可能なことが分かりました。問題は、火葬場背後の土砂崩壊への対応です。
私はこの土砂崩れの規模がかなり大きいこと、また、県道の復旧や治山事業などが必要になると考えたことから、静岡県知事あての要望書を作成し、県庁に要望に行きました。併せて、国の支援も必要と考え、地元選出の国会議員に対しても支援の要請を致しました。
市民の皆様におかれましては、火葬場の利用について大変ご不便をお掛けしていますが、一日も早い再開を目指して取り組んでおりますので、ご理解いただければと思います。

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