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自治体の皆さまへ

市長メッセージ〈179〉

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静岡県熱海市

■能登半島地震
熱海市長 齊藤 栄
元日の夕刻に、石川県の能登半島を中心に震度7の地震が起こりました。これまでに多くの犠牲者と甚大な被害が発生しています。
熱海市は発災当日に緊急消防援助隊を、翌2日には給水車を現地に派遣。その後、被害家屋の認定調査、避難所の運営、災害マネジメントに対応する職員を送り、今後は保健師の派遣も予定しており、熱海のような小規模自治体としては精一杯の支援活動を行っています。これは、伊豆山土石流災害の支援に対する恩返しというだけでなく、職員の派遣による災害対応の経験が、熱海で災害が発生したときの大きな力となるからです。伊豆山土石流災害の際にも、熊本地震や広島の風水害での職員派遣の経験が大きく役立ちました。
今回の能登半島地震では我々が学ぶべき点が多々あります。能登半島と伊豆半島という地形、そして道路の整備が十分進んでいないという類似性から、例えば南海トラフ地震が発生した場合、能登半島地震と同様に伊豆半島の多くの地域が孤立し、救助隊や救援物資がなかなか到達できなくなることが容易に想像できます。現在、伊豆縦貫道路などの整備が進んでいますが、国や県に対して道路整備の促進をさらに求めていく必要があります。
市民の皆様におかれましても、これを機会に、いつ起こるとも分からない大地震に備え、ご自身の住む場所にどのような危険があるのかをハザードマップで再度確認いただくとともに、飲料水、非常食、避難の際に持ち出すものの点検などをよろしくお願いいたします。

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