■「伊豆山被災地域の復旧・復興を最優先としつつ熱海躍進に向けて再始動」
昨年度は、伊豆山土石流災害からの復旧・復興とコロナ禍などからの力強い経済再生を重要テーマに掲げ、取り組んできました。令和6年度も引き続き、伊豆山被災地域の復旧・復興を最優先としつつ、「熱海2030ビジョン」の下、熱海躍進に向けて再始動を図るべく施策を展開していくための、本年度予算と主な事業を紹介します。
◆伊豆山土石流災害復旧・復興に関する令和5年度の主な取り組み
▼令和5年
▽3月
国による新設「伊豆山砂防堰堤」完成
▽4月
生活再建支援策等説明会
▽6月
伊豆山復興事業に関する説明会
岸谷本線配水管(水道)布設替工事
低圧本管(ガス)布設替工事
▽7月
伊豆山土石流災害犠牲者追悼式
▽8月
県の行政代執行による源頭部不安定土砂撤去工事完了
堀坂4号線配水管(水道)布設替工事
ガス本管布設替工事
逢初橋付近大型ブロック撤去
岸谷本線道路修繕工事(河川開口部修繕)
▽9月
災害対策基本法第63条に基づく警戒区域解除
▽10月
逢初川流域復旧復興事業にかかる地区別説明会(1)・(2)
第1回伊豆山復興まちづくり推進懇話会
▽11月
逢初川流域復旧復興事業にかかる地区別説明会(3)・(4)・(5)
▽12月
逢初川流域復旧復興事業にかかる地区別説明会(6)・(7)
▼令和6年
▽1月
逢初川流域復旧復興事業にかかる町内会別説明会
((1)浜町内地区、(2)岸谷町内地区、(3)仲道町内地区)
市道岸谷2号線道路整備工事着工
逢初川流域復旧復興事業にかかる現場説明会(1)・(2)
▽3月
第2回伊豆山復興まちづくり推進懇話会
1.伊豆山被災地域の復旧・復興の加速
昨年、3月に国による新設伊豆山砂防堰堤が完成、8月に県の行政代執行による不安定土砂の撤去が完了したことから、9月1日に災害対策基本法第63条に基づく警戒区域を解除しました。そして、旧警戒区域内の重要な生活道路である市道岸谷2号線の工事に令和6年1月着工しました。市政の最重要課題である伊豆山被災地域の復旧・復興に向けた事業が本格的に始まり、これら事業をさらに加速していきます。
◆復興まちづくり計画の推進
◇復興推進事業(4億898万6千円)
◇(仮称)伊豆山地区コミュニティ防災センターの整備(2億3,265万円)(令和6~7年度)
「伊豆山復興基本計画」、「伊豆山復興まちづくり計画」に基づき、道路・河川整備の推進、「被災宅地復旧事業補助金制度」の活用促進など早期の実現に向け着実に事業を推進し、地域コミュニティの活動拠点および各種防災資機材の備蓄施設として、(仮称)伊豆山地区コミュニティ防災センターの整備を行います。
◆逢初川沿い市道再整備
◇逢初川沿い等市道再整備に伴う経費(3億2,638万8千円)
伊豆山神社線取付道路改良工事
岸谷本線道路改良工事外
逢初川流域の復旧・復興に向けて、静岡県が進める逢初川改修事業と連携しながら、被災地の中核となる市道再整備を進めます。
◆被災者生活再建支援の継続
◇家賃・転居・住宅再建利子・被災家屋等解体に係る各支援(1億268万9千円)
◇伊豆山ささえ逢いセンターによる継続支援(476万4千円)
生活再建に向けた各支援を継続し、伊豆山ささえ逢いセンターによる見守りや相談支援を引き続き行いながら、伊豆山の地域交流の拠点を活用した地域づくりを地域の皆さんとともに進めます。
◆災害廃棄物の処理
◇災害廃棄物撤去等業務(3,474万9千円)
公費解体業務
所有者の意向を第一に、公費による解体を進めます。また、関連する災害廃棄物などについても、処理が滞ることのないよう行っていきます。
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