熱海市では、皆さんに市の財政を理解していただくため、年2回6月と12月に財政状況を公表しています。今回は令和6年3月31日現在の一般会計、特別会計の予算執行状況を中心に、市債状況、市有財産についてお知らせします。
また、より詳細な内容については、市ホームページに掲載しております。
なお、令和6年4月1日から令和6年5月31日までが出納整理期間となりますので、最終的な決算額は今回公表するものとは異なります。
■一般会計予算の執行状況
福祉や教育、道路整備など、市民生活のための基本的な事業の会計です。
※歳入・歳出ともに令和4年度からの繰越明許費などを含みます
◆歳入
予算額 244億3,325万円
収入済額 221億7,613万円 収入率90.8%
歳入は昨年同時期(218億1,070万円)に比べ3億6,543万円増加しました。歳入の根幹を占める市税が昨年同時期(93億7,269万円)に比べ3億7,864万円増加したほか、繰越金が昨年同時期(13億5,024万円)に比べ4億5,862万円増加した一方、国庫支出金は昨年同時期(34億2,809万円)に比べ7億4,982万円減少しました。
◆歳出
予算額 244億3,325万円
歳出済額 189億2,936万円 執行率77.5%
歳出は昨年同時期(177億747万円)に比べ12億2,189万円の増加となっています。主な要因は、令和5年度に行った住民税非課税世帯等生活支援給付金事業費の増加などにより民生費が昨年同時期(60億1,803万円)に比べ4億9,677万円増加したほか、ごみ焼却施設整備事業費の増加などにより衛生費が昨年同時期(25億1,130万円)に比べ7億3,954万円増加したことによります。
歳出を市民1人当たりに換算すると、市民1人当たりの執行額は56万3,324円となります。(令和6年3月31日現在人口33,603人)
昨年同時期(51万6,237円)に比べ、4万7,087円増加しました。
■特別会計予算の執行状況
国民健康保険や介護保険のように対象者が限られるなど、特定の事業を行う場合や特定の歳入を特定の歳出に充てる場合に、一般会計と区別する必要がある事業の会計です。
■市債状況
令和6年3月31日までに一般会計および特別会計が公共施設整備などのために、借り入れた資金の残高です。
道路や学校など、世代を超えて長く利用できる施設の整備事業の財源は、単年度の市税などだけでは賄いきれません。次世代の市民との負担を均等にすることからも、財源の一部を市債として借り入れ、後年度に市税などで返済していきます。
一般会計と各特別会計の市債(借りているお金)の合計残高は、昨年同時期に比べ5億743万円減少しました。
令和5年度は、小中学校の改修工事やごみ焼却施設の予防保全工事などについて借り入れを行いました。
■市有財産
市が所有している財産です。(令和6年3月31日現在)
問合せ:財政室
【電話】0557-86-6133
ID:1002614
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