■AJIRO MUSUBI(あじろ むすび)
熱海市長 齊藤 栄
先日、AJIRO MUSUBI(あじろむすび)のオープニングセレモニーがありました。旧網代小学校は子どもの数の減少により、令和3年3月をもって147年の歴史を閉じましたが、地域住民の皆さんの要望を受け、地域の活性化と住民の皆さんの交流の場として再生・活用することとしました。これまで、校舎の1・2階や食堂をオフィスや交流スペースとして、体育館を地域防災コミュニティセンターとするための改修を行ってきました。
セレモニー会場となった1階の食堂はコミュニティスペースとして明るく開かれた空間で、子ども広場やカフェもあり自由に人と集える場となっています。2階は事業者の活動に使われることを想定しており、オフィススペースは既にいくつかの企業による入居が決まり、コワーキングスペースは、網代を拠点に新たなビジネスを生み出す場としての活用が予定されているようです。
セレモニーでは、AJIRO MUSUBIの運営団体である「あじろ家守舎」が今後の事業展開の概要を説明するとともに、この事業を応援しようとする企業やサポーター、地元町内会長や住民の皆さんが多数出席し、ここを拠点にして網代の活性化を今まさに加速しようという熱気にあふれていました。
地域の皆様には、ぜひ地域内外の方との交流の場としてご活用いただくとともに、網代を含めた南熱海のまちづくりにも積極的に関わっていただきたいと思います。
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