■糸川のライトアップ
熱海市長 齊藤 栄
令和3年度から行ってきた糸川遊歩道の景観整備事業が今年の3月末に完成します。今回の整備事業のポイントはライトアップによる光の演出です。
前回の糸川の整備事業は15年ほど前に行いました。さまざまな樹木が植えられていたのをあたみ桜に統一することで、あたみ桜の名所として生まれ変わったのはご存じの通りです。遊歩道沿いには明るさを抑えたライトを配置したのですが、今回時代に合わせて、いわゆるインスタ映えする照明に変えました。
具体的には、川の欄干に多数のLEDライトを配置し、あたみ桜、ブーゲンビリアの開花の季節、あるいは花の無い時期に合わせ、色合いを単色、複数色、色が流れるパターンなどに変えることができます。また、開花した花を照らすライトも、欄干のLEDライトと連動して色を変化させることができます。
さらに、ドラゴン橋にシンボルオブジェ「未来の輪」を設置しました。今後、スマホで記念写真などが撮れるようフォトスタンドを設置し、SNSなどで情報発信されることにより、多くの方に注目される場所になることを期待しています。
糸川のライトアップで「夜の賑わい創出」を狙っています。コロナ禍後、昼間のお客様はだいぶ回復したものの、夜の飲食店などは厳しい状況が続いています。このライトアップを契機に、糸川周辺の飲食店等への誘客の取り組みを、事業者や地域の皆さんと企画、実行してまいります。
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