市長コラム

6／43

このたびの表紙や記事でお知らせしておりますが、去る5月29日、下関市の造船所におきまして、待望の相島航路新船「あいしま」の進水式が執り行われました。相島の皆様には大変長らくお待たせし、ご迷惑をおかけいたしましたこと、まずもってお詫び申し上げます。
この新船は、2トントラック1台と普通小型乗用車1台を運ぶことのできるフェリーであり、萩海運所有の船舶では初となる垂直船首を採用しているところが特長であります。来る8月4日には竣工式を挙行し、8月10日から相島航路に就航する運びとなっておりますので、もうしばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
そして、8月6日には就航記念行事の開催を予定しております。萩3島の各航路の船舶と萩海上保安署の巡視艇が一堂に会し、4隻による体験航海を実施いたしますので、この機会にぜひご参加ください。
さて本年4月1日は、改正離島振興法の施行日でありました。昭和28年、10年間の時限法として議員立法により成立し、以来70年間、10年ごとの改正を経て第8次の同法として施行されたものであります。このたびの改正では、離島振興における国の責務に加え、新たに都道府県の責務が新設されております。また、離島であるがゆえの医療や福祉等、多様な分野に対する配慮規定の充実や、各種補助金の補助割合の特例等、様々な新機軸が打ち出されております。この改正法の諸施策を活用し、引き続き、島民の皆様とともに萩諸島の振興に努めてまいる所存でありますので、ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
萩市長　田中文夫