【特集】財政事情からみる菊川市(2)

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●歳出額　209億9,228万円
(前年度比▲3億5,661万円/▲1.7%)
※構成比の数値は、少数点以下第2位を四捨五入しているため、集計値の合計は100%になりません。

(1)性質別の内訳

※
積立金：7億8,599万円(3.7%)
維持補修費：1億9,979万円(1.0%)
災害復旧事業費：1億7,979万円(0.9%)

(2)目的別の内訳

※
商工費：4億9,715万円(2.4%)
労働費：4億3,844万円(2.1%)
議会費：1億7,940万円(0.9%)
災害復旧費：1億6,092万円(0.8%)

□歳出の部　(　)書きは対前年度比
上記(1)は、歳出の性質に着目して分類したグラフです。経常的経費※1は159億9,019万円〔構成比76.2%〕となりました。プレミアム付商品券発行事業などにより、物件費が2億4,056万円(8.0%)の増、水道料金軽減事業などにより補助費等が1億9,908万円(7.7%)の増となりました。普通建設事業費※2は、文化会館アエルの音響設備改修工事、赤土高橋線整備事業などを実施しましたが、5億9,272万円(23.7%)の減となりました。
上記(2)は、行政の目的に着目して分類したグラフです。合併特例債を財源とした地域振興等基金への積立などにより総務費が3億2,363万円(12.7%)の増となりました。また、内田小学校および小笠北小学校グラウンドナイターLED化工事などにより、教育費が2億6,531万円(10.9%)の増となりました。一方、産地生産基盤パワーアップ事業の完了などにより、農林水産業費が3億8,469万円(45.3%)の減となりました。

※1経常的経費：継続的、固定的に支出される経費。人件費、扶助費、公債費、物件費、維持補修費及び補助費等から成るもの
※2普通建設事業費：道路、橋りょう、学校、公園など各種社会資本の新増設事業を行う際に要する経費

■昨年度のお金の使い道～取り組み別歳出状況～
○子どもがいきいき育つまち
・小学校校舎耐震補強・大規模改造事業(小笠東小学校・六郷小学校)…3億7,185万円
・母子福祉事業(児童扶養手当等)…1億1,681万円
・子育て世帯生活支援特別給付金事業…7,607万円

○健康で元気に暮らせるまち
・菊川病院運営事業(一般会計繰出金)…11億9,735万円
・文化会館整備事業…2億38万円
・グラウンド体育館管理事業…1億66万円
・予防接種事業…4,037万円

○活気にあふれ地域の良さを伸ばすまち
・プレミアム付商品券発行事業…1億7,583万円
・企業立地推進事業…1億2,258万円
・農村地域防災減災事業…5,527万円
・茶業振興事業…1,205万円
・新型コロナウイルス感染症対策支援事業…370万円

○快適な環境で安心して暮らせるまち
・下水道整備事業(一般会計繰出金)…3億2,034万円
・道路橋梁長寿命化事業…1億9,574万円
・駅南北自由通路整備事業…6,739万円
・赤土高橋線整備事業…5,675万円
・浄化槽設置事業…5,320万円
・コミュニティバス推進事業…4,021万円
・消防自動車等整備事業(高規格救急自動車)…3,733万円
・消防団運営事業…3,237万円
・大規模地震対策等総合支援事業…3,066万円
・地球温暖化対策事業…734万円
・駅北整備事業…121万円

○まちづくりに市民と行政が共に取り組むまち
・地域企画推進事業(1%地域づくり活動交付金)…1,267万円
・菊川市魅力発信事業…426万円
・出会い・結婚サポート事業…309万円
・移住・定住・交流推進事業…99万円

※金額は、1万円未満を四捨五入しているため、合計額と一致しない場合があります。

(2)菊川市の財政状況
令和4年度決算による菊川市の財政状況をお知らせします。法律に基づいて算定した「健全化判断比率」(左図にある5つの指標)や市債(借入金)の状況などについて詳しく説明します。

■財政の健全性を示す5つの指標
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく5つの指標を使ってチェックするのが下の表です。「早期健全化基準」を超えると、市が健全化計画を立てて自分たちで改善努力をする必要があり、「財政再生基準」を超えると市が再生計画を策定して国などの関与によって再生を目指す必要があります。菊川市は引き続き健全とされる範囲内です。