文字サイズ
自治体の皆さまへ

Face of きくがわ No.55-市内の頑張る人・輝いている人を紹介します-

22/34

静岡県菊川市

■プロ野球ドラフト会議2023 東京ヤクルトスワローズ4位指名
常葉大学附属菊川高等学校野球部 鈴木叶(きょう)選手

○菊川からプロ野球の世界へ
「自分の名前を聞いたときは、思わず声が出ました」。その瞬間をこう振り返るのは、常葉大学附属菊川高校(以下、常葉大菊川)野球部の鈴木叶選手です。10月26日に開かれた「プロ野球ドラフト会議2023」で、鈴木選手は東京ヤクルトスワローズから4位指名。プロ野球選手という大きな夢をつかみ取りました。

○苦い経験をバネに成長を誓う
掛川市出身の鈴木選手は、小学生の頃、兄の影響で野球をはじめました。中学生になると浜松市のシニアクラブに通い、内野手として頭角を現します。その後、常葉大菊川の野球部に入部。捕手に転向し、努力の末に2年生からレギュラーの座に定着します。常に向上心を持ち、日々の練習を積み重ね、高校生随一と評価の高い二塁への送球の速さと長打力を磨き上げました。
2年生の夏の大会、新型コロナウイルス感染症の影響でチームが思ったような結果が出せず、辛い思いを経験しました。また、今年3月の春のセンバツ高校野球大会ではスタメンで出場し、攻守に活躍しますが、チームは初戦で敗れてしまいました。鈴木選手は、「センバツでは悔しい思いをしました。その経験から自分に足りないものに気づかされ、いい経験になりました」と、悔しさをバネに、さらに自分のプレーに磨きをかけました。
指名後のインタビューでは、「自分の今までの評価が4位指名という結果なので、これからは1位指名の選手と同じ評価になるよう努力したいです」と、厳しいプロの世界に向う気持ちを新たにしました。

○先輩との対決も楽しみ
昨年のドラフト会議では、同じ高校の先輩である奈良間大己(たいき)選手と安西叶翔(かなと)選手が北海道日本ハムファイターズに入団しています。一緒にプレーしたこともある安西選手からもお祝いのメッセージが届いたそうで、「いつかは先輩たちとも対戦したい」と意気込みます。

○成長した姿を神宮で見せたい
「甲子園出場が決まった時も声を掛けてくれるなど、地元の人が応援してくれたことがうれしかったです」と、市民の皆さんへの感謝を話す鈴木選手。「3年間菊川に育ててもらいました。神宮ではさらに成長した姿を市民の皆さんに見せたいです」と、抱負を語りました。
プロの世界での活躍を楽しみにしています。がんばってください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU