2 菊川市の財政状況
令和5年度決算における菊川市の財政状況をお知らせします。法律に基づいて算定した「健全化判断比率」や市債(借入金)の状況などについて詳しく説明します。
■財政の健全性を示す5つの指標
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく5つの指標を使ってチェックするのが下の表です。「早期健全化基準」を超えると、市が健全化計画を立てて自分たちで改善努力をする必要があり、「財政再生基準」を超えると市が再生計画を策定して国などの関与によって再生を目指す必要があります。
菊川市は引き続き健全とされる範囲内です。
■菊川市の財政の健全化への歩み
健全化判断比率は、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により定められ、平成19年度決算から算出が始まった、財政の健全度を示す基準の1つです。
健全化判断比率の算出が始まった当初は、将来負担比率は「148.4%」、実質公債費比率は「19.6%」とともに高い水準にあり、市債を借り入れるためには県の許可が必要な団体として指定されていました。この状態を脱するため、「公債費負担適正化計画」を策定し、市債の繰上償還を実施するなどして債務を減らした結果、将来負担比率は「算定なし」、実質公債費比率は「8.9%」と大幅に改善されています。
◇実質公債費比率
◇将来負担比率
健全化指標の推移
※将来負担比率の「-」は「算定なし」を表しています。
■一般会計における市債残高と基金の推移
※上記の金額は、1億円未満を四捨五入しています。
◇市債残高
※上記市債のうち、約181億円は、将来的に地方交付税により補てんが約束されています。
◇基金残高
市債残高:過年度に借り入れた市債の償還が順調に進んでいること、また、令和5年度は借入額(11億9,930万円)が元金償還額(21億9,016万円)を下回ったことから、一般会計の市債残高は令和5年度末で167億3,052万円(前年度比9億9,087万円減)となりました。
基金:令和5年度は補正予算編成時の財源不足による財政調整基金の取崩しや菊川駅南北自由通路整備事業費に充当するためのまちづくり基金の取崩しなどにより、一般会計の基金残高は52億382万円(前年度比1億1,469万円減)となりました。
■令和6年度上半期予算の執行状況
地方自治法第243条の3及び市の条例に基づき、「市の財政状況」を公表します。ここでは、令和6年度の予算(前年度からの繰越分を含む)について、9月30日現在の執行状況をお知らせします。
◇一般会計の主な項目の予算額、収入支出済額
◇特別会計
◇公営企業会計
※金額は1万円未満を四捨五入しているため、合計額と一致しない場合があります。
問い合わせ:財政課財政係
【電話】35-0922
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