7月20日~22日、豊作や無病息災を祈る3年に一度の潮海寺祇園祭りが開催されました。前回はコロナ禍で中止となり6年ぶりの開催。長年受け継がれてきた伝統行事の再開を、多くの人が心待ちにしていました。老若男女が心弾ませ熱気に満ちた3日間を紹介します。
■神輿
初日午後3時、「ミタマ移し」の式が開始。神に仕えるため選ばれた氏子が八坂神社(上社)で礼拝します。神事が終わると、神主の手によりご神体が神輿に移され、拝殿までおろされます。そして、およそ1km離れた新宮神社(下社)へと渡御の行列が始まります。
■若衆
顔を白塗りにした若者たちが屋台係などの力仕事を担います。また、見どころの一つである230本もの飾りをつけた花飾り(万燈)を2人で持ちながら練り歩きます。
■御神坂下り
初日一番の見どころ、〝御神坂下り〞。祇園囃子が鳴り響く中、30人の若衆がおよ1トンの屋台を支えながら傾斜40度の石段を下ります。
若衆は、日々の練習で培った伝統の縄縛りで屋台を固定。その後威勢の良い掛け声と共に足を進め、祭りの熱気最高潮に。石段を下り終え挨拶する若衆を労い、大きな拍手が沸き起こりました。
■祇園囃子
市の無形民俗文化財にも指定され、神輿・屋台の運行に欠かせない祇園囃子。地元の小学生から大人まで世代を超えた人々が、伝統芸能の継承を担っています。
■踊り
地域の女性や、子どもたちも祭り衣装をあつらえ、地元に伝わる音頭で祭りを盛り上げます。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。
問合せ:商工観光課商工観光係
【電話】35-0936
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