あけましておめでとうございます。
藤枝市は今年、市制施行70周年、そしてサッカーのまちとしての歩みも100周年となる記念すべき年を迎えました。先人たちの築いた歴史と伝統を尊ぶとともに、藤枝市、そして市民の皆さんが新たなスタートを切る契機となる年にしたいと思います。
市内ではこの一年、さまざまな記念事業も展開されます。皆さんもぜひ、ご参加ください。
■安心できる日常へ
長きにわたるコロナ禍から、社会全体にかつての日常、そして活気と動きが戻ってきました。私たち藤枝市でもさまざまな催しが再開し、市民の皆さんの元気で明るい顔を見る機会が多くなりました。
一方で、世界的には不安定な情勢が続き、物価高騰など市民の皆さんの暮らしや営みに依然として大きな影響を与えており、心落ち着かない毎日を過ごされていることと思います。
こうした不安定で不確実、そして大きく変化する社会の中でこそ、市民の皆さんが日々安心して健康に暮らすことができ、将来に希望が持てるまちを築くよう、職員とともに全力で取り組んでまいります。
■新たな成長へ
藤枝MYFCの新たな舞台での躍進は地域の皆さんに大きな元気を与えました。スポーツには、大変大きな力があります。そこで本市の個性である多様なスポーツ活動を活かし、幅広い世代が国内外から集い、交流できる滞在型のまちづくり「藤枝シティ・トレセン構想」を始動します。
また、同じく本市の有する安全で多様な「食と農」、先進的な「健康・医療」を結び付けた新たな産業やビジネスづくりもスタートさせ、地域経済の活力と持続力を高めてまいります。
市の玄関口となる藤枝駅前の市街地再開発、藤枝旧市街地地区の総合再生、さらに中山間地域でも瀬戸谷地区での陶芸村づくりが具体に動き出すとともに、新たに朝比奈地区のまちづくり構想にも着手してまいります。
■次代を担う人づくりへ
希望ある未来、そして、こうしたまちづくりを担うのは、「人」です。誰もが同じように学び、希望を持ってチャレンジできる環境を整え、〝人づくり〞を重点的に進めてまいります。
全ての子どもに優しいまちづくりを目指す「こども基本条例」の制定とともに、小中学校での実践力のある教育、安心できる教育をさらに充実させます。
また、地域社会・地域経済を担う人材を育む「藤枝市民大学」もよりニーズに即した内容に拡充し、多彩な学びを提供してまいります。
■希望あふれるまちへ
誰もが「幸せ」を実感できるまちは、まち全体、そして市民の皆さん一人ひとりが「希望」に満ちたまちです。
個々の取り組みを着実に積み上げ、確かな成長、飛躍につなげていくため、市民の皆さんとともに、力強く歩みを進めてまいります。
よろしくお願いいたします。
藤枝市長 北村正平
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