11月15日、日本三大玉露産地の一つ、岡部町朝比奈地区にティーテラス「玉露テラス朝比奈」がオープンしました。
ティーテラスとは、茶畑の中に設置された完全予約制のプライベート空間のことで、ここ「玉露テラス朝比奈」では玉露名人の話を聞きながら、朝比奈玉露の「つゆ茶」体験などを楽しむことができます。
本市では「ティーテラス市之瀬」に続き、2カ所目のオープンとなりました。茶畑での癒しを求める20代~30代の女性にも人気の、新たなスポットとなっています。
■玉露の日本三大産地・朝比奈地区
朝比奈地区は、清流「朝比奈川」の両岸斜面に茶畑が広がる、静かな山間地域です。京都の宇治、福岡の八女に並ぶ日本三大玉露の産地として、農林水産大臣賞をはじめとする数々の栄誉に輝き、日本の茶業界をけん引してきました。
○朝比奈玉露とは
朝比奈地区で茶摘みの20日ほど前、新芽が出る頃から、茶畑に菰(こも)や寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる日よけをかけて育てます。日光を遮ることで苦み成分(タンニン)が抑えられ、旨み成分(アミノ酸)が増し、まったりとした甘みと旨み、柔らかな苦み、海苔に似た香りが生まれます。中でも和食の基本となる出だし汁に似た強い旨みが大きな特徴です。
○つゆ茶とは
朝比奈玉露を味わい尽くす飲み方で、「玉露の露(つゆ)」と「toyou(あなたへ)」をかけている言葉です。
ぬるま湯と専用の茶器を使い、最後の一滴まで楽しめる飲み方で、高級茶として知られる玉露の甘味と旨みをより強く引き出すことができます。一煎目を低い温度(40度)で淹れることで、玉露の特徴を最大限に味わうことができます。二煎目、三煎目を楽しんだ後は、茶葉にポン酢や鰹節をかけて食べる楽しみ方もつゆ茶の特徴です。
■朝比奈玉露の「つゆ茶」体験内容
玉露名人から栽培方法などの話を聞きながら、丹精込めて仕上げた朝比奈玉露を「つゆ茶」で二煎目まで、お菓子とともに楽しむことができます。
普段飲み慣れているお茶とは違った玉露の甘みと旨味など、新たな魅力を発見できるかもしれません。茶畑に囲まれた非日常空間を、ぜひお楽しみください。
問合せ:観光交流政策課
【電話】643・3078
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