■第6回「藤枝市民グラウンド」
~県内初の全面天然芝サッカー専用競技場ができるまで〜
天然芝のサッカー場として使用されている藤枝市民グラウンド。昭和45年に完成した競技場ですが、その建設には初代藤枝市長である山口森三(しんぞう)氏の熱い思いが込められています。
当時、本市のサッカー場には、土グラウンドしかなく、山口氏は、サッカーのまちとして緑の芝のサッカー場が必要であると考えていました。昭和38年、欧米視察でイギリスのポーツマス市を訪れた際、約20カ所の天然芝グラウンドがあることに驚いたそうです。ヨーロッパのサッカー環境を体感した山口氏は、藤枝に芝のグラウンドを作ろうと決心しました。
その後、自衛隊の協力を得ながら土地造成をし、昭和42年に竣工、昭和45年にスタンドが整備され、県内初となる全面天然芝サッカー専用競技場「藤枝市民グラウンド」が完成しました。完成した年には全日本社会人サッカー大会を開催し、これを皮切りに、天皇杯や総理大臣杯全日本大学サッカー、日本リーグやJSLカップなど名立たる試合が行われてきました。これまで数多の選手がプレーをしてきた藤枝市民グラウンドは、今もサッカーのまち藤枝の発展に欠かせない存在となっています。
◇直近の周年事業スケジュール
7月26日(金)~8月1日(木) 第50回全国自治体職員サッカー選手権大会
7月27日(土) 歌うまちふじえだ♪合唱祭
8月3日(土)・4日(日) 第32回全国PK選手権大会 in Fujieda
8月7日(水) 藤枝花火大会
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