市制施行70周年・サッカーのまち100周年 記念コラム

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■第8回　藤枝に女子サッカーチームを創設　はじめの一歩は主婦たちだった
昭和50年代、婦人体操教室で指導していた中村玲子氏は、女性の足腰の弱さが気になっていました。そこで思いついたのはサッカーを取り入れること。「サッカーのまち藤枝に女子チームがないのは寂しい」という思いもあり、体操教室に参加していた主婦たちに声をかけ、昭和53年に「藤枝姉妹FC」が誕生しました。
発足後の初練習は瀬戸川河川敷で行い、その3カ月後には市内のスポーツ少年団に在籍する小学生と初試合を行うものの、0-7と完敗。それでも、ボールを蹴る楽しさを知ったメンバーたちは徐々に力をつけ、昭和58年度の全日本女子サッカー選手権大会では東海・北信越予選を1位で勝ち上がり、初の全国大会出場を果たしました。
その後も女子サッカーの輪は広がり、現在では藤枝順心高校が全国大会常連校として躍進を続けるほか、北原佳奈選手をはじめ日本女子代表選手を輩出するなど、女子サッカーの歴史は半世紀にわたって引き継がれています。

■直近の周年事業スケジュール
9月15日(日)　映画「オレンジ・ランプ」上映会×アフタートーク
10月5日(土)・6日(日)　蓮華寺池芸術祭