■1世帯年間6万円が無駄に⁉ 食品ロスは家計のロス
まだ食べられるのに捨てられてしまっている食品、いわゆる「食品ロス」。その量は消費者庁のホームページによると年間523万トン(令和3年度)で、国民1人あたりに換算すると毎日お茶碗約1杯分の食品ロスが発生していることになるそうです。
「そんなもったいないことは自分も周りの人もしていない」と思いがちですが、本市で1月に実施した実態調査で家庭ごみの食品系廃棄物を調べたところ、「手つかずの状態で廃棄された食品」が23・2%、「食べ残し」が16・2%、合わせて約40%もの食品ロスが発生していることが判明しました。その中にはまとめ買いした豆腐や麺類、特売の肉や惣菜なども多くあり、日々節約している人もつい、食べ物を無駄にしてしまっていることがわかります。
食品廃棄額は1世帯4人として、年間6万円分といわれています。ぜひ節約のためにも、食品ロスを減らしましょう。
◇食品ロスを減らすためにできること
買いすぎない:買い物に出かける前に冷蔵庫の中を確認。「安いから」と安易に買わない。
使い切る:賞味期限の近い物から使い、買った物を使い切る。
食べ切る:食べられる分だけを作る。また、食べきれなかったら冷凍するなど長持ちする方法で保存する。
記録する:捨てた食品を記録し、家庭での食品ロスの傾向を分析する。
記録に便利なアプリ「食ロスダイアリー」
(作成…NPO法人ごみじゃぱん)
※今回、ごみ削減率の推移のグラフは、本紙8ページに掲載しています。
問合せ:廃棄物対策課 ごみ減量推進係
【電話】84-6057
<この記事についてアンケートにご協力ください。>