■活動 Pick Up
●他地区の事例を学び合う
「まちづくり協議会」が設立されてから、今年度で6年が経過しました。この間に、各協議会が高齢者支援、子育て支援、健康づくり、地域防災力向上、交流・にぎわいづくりなど、それぞれの地域の実状に沿った取組を行ってきました。
市では、「先駆的な取組」や「市全体のモデルとなる取組」について周知し横展開を図ることや、関係者が直接意見交換することを目的に「まちづくり協議会交流会『地域づくり自慢大会』」を毎年開催しています。令和5年度の大会では、今井まちづくり協議会の「暮らしやすい地域づくりに関するアンケート事業」、高南まちづくり協議会の「デジタルデバイト解消事業」が事例として発表されました。
また、地域課題解決のための仕組みづくりなどに取り組む「里山くらしLABO」にアドバイザーとして講演いただき、地域の現状を把握し、これからの時代の地域活動として変化への対応や多様な住民の参加・参画が必要であることを学びました。
講演終了後は、出席者同士で今後の地域活動について熱心に話し合いが行われました。
【事例1】「暮らしやすい地域づくりに関するアンケート事業」…今井地区まちづくり協議会
近年の風水害や地震に不安を抱える住民も多いことから、今井まちづくり協議会では、令和2年に「今井安心安全な地域づくり研究会」という組織を立ち上げ、防災・減災のための学習や情報発信をしてきました。
令和5年度は、今井地区がおかれている現状や地域住民が不安に感じていること、地区の弱点などを調査するアンケートを実施。これまでの活動の成果の検証と今後の課題を洗い出しました。アンケートの結果、課題は「災害」「地域交通」「高齢化」の3分野であることが分かりました。令和6年度からは、これらの地域課題の解決に向けた取組を行っています。
【事例2】「デジタルデバイト解消事業」…高南地区まちづくり協議会
高南地区在住の65歳以上の方を対象にアンケートを実施したところ、「スマートフォン(スマホ)をもっと活用したい」という声が多く聞かれたことから、初心者向けのスマホ講座を開催しました。
講座では、「楽しみながら自然と身につく情報リテラシーの向上」を目標に、電源の入れ方や電話のかけ方、キャッシュレス決済アプリの使用方法などを学びました。
受講者同士が相互に教え合うことで、学び合いの場が醸成されるとともに、受講生でグループLINEを作ったことで、情報交換や住民同士の交流にもつながりました。
■コミセンLINEに登録を
市内の全14コミセンでLINEの公式アカウントを開設しています。
地域の情報やイベント情報など、役立つ情報をお届けしていますので、ぜひ、お住まいの地域のコミセンを「友だち追加」してください。
■ホームページで情報発信中
コミセンやまちづくり協議会の情報に特化したホームページを開設し、各地区の取組を随時発信しています。ぜひご覧ください。
コミセンホームページ:【HP】https://fukuroi-comicen.jp/
問合せ:協働まちづくり課コミュニティ推進室
【電話】44-3107
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