市では毎年、予算・決算などの財政状況を公表し、市民の皆さんから納めていただいた税金がどのように使われているのかをお知らせしています。今回は、令和5年度決算の概要などをお知らせします。
※金額と割合は、それぞれ1万円未満と小数点以下第2位を四捨五入して表示してい
るため各項目の和は合計額と一致しないことがあります。
〔1〕一般会計…一般会計は、保健・福祉・ごみ処理・道路や防災施設の整備など、市民の皆さんの暮らし全般に関わる事業に使われる会計です。
令和5年度の一般会計では、予算額429億6,274万円に対し、歳入決算額が419億6,829万円、歳出決算額が402億3,588万円となりました。(歳入:前年度比21億1,989万円の増、歳出:前年度比24億173万円の増)
■歳入
歳入の37.4%を占める市税は、コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進む中で個人収入が回復したことを受け、個人市民税が増加、新築家屋棟数の伸びにより固定資産税が増加するなど、市税全体で1.7%の増となりました。歳入総額では前年度比5.3%の増となりました。
■歳出
前年度に続き、新型コロナウイルス感染症対策や、物価高騰対策を優先課題と捉え、ワクチン接種事業や、ふくろい応援商品券発行事業など、市民のくらしや経済を支える数多くの事業に加え、海のにぎわいプロジェクトや公共施設マネジメントの推進に取り組みました。歳出総額では前年度比6.3%の増となりました。
◇令和5年度の事業
・同笠海岸段床スペースが完成
・子ども・若者海外留学支援事業を開始
・「ふくろい遠州の花火」を4年ぶりに開催
・月見の里学遊館うさぎホール天井改修工事を実施
そのほかにも…
・海のにぎわいプロジェクトイベントの開催
・フクロイエキマチフェスタの開催
など
◇市民1人当たりの金額
一般会計の歳出額402億3,588万円を令和6年3月31日現在の人口88,047人で割ると、市民1人当たり約456,982円が使われた計算になります。
〔2〕特別会計…特別会計は、国民健康保険や介護保険、駐車場など特定の事業のために、一般会計と区別して使われる会計です。
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