◆第19回ACジャパン広告学生賞で優秀賞を受賞
室伏琉多さん(公文名4・23歳)
令和5年3月、室伏さんは第19回ACジャパン広告学生賞で優秀賞を受賞しました。応募された660作品の中から選ばれたこの作品は環境問題をテーマにしています。「コロナ禍でマスクのゴミが海へ漂着することが増えていると知りました。街中で捨てられたゴミは雨や風で川に運ばれ、やがて海に流れ着きます。海に捨てられるものばかりが海洋ゴミではないということを表現するため、身近なゴミのイメージとしてマスクを選びました。シンプルな画面構成を意識し、自然のものである海と人工物であるマスクという対比を強調しました」と室伏さんは作品に込めた想いを話しました。
小さい頃から、絵を描くことが好きだったという室伏さん。美術の面白さは正解がないところだと話してくれました。「例えば公共問題というてテーマで作品を作った場合、一人一人が異なった作品になります。正解がなく自由に自分を表現することが面白いです」と。
「大学では、自分を表現する手段としてデザインと向き合うことが中心でした。これからは、多くの人の考えに触れ、様々な人と一緒にものを作り上げていくような活動をしたいです」と今後の抱負を語ってくれました。
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