児童虐待を正しく理解し、家庭や学校、地域など社会全体で子どもを見守りましょう。
◆児童(子ども)虐待とは
本来、子どもを守るべき保護者(親や親に代わる養育者)が子どもの身体や心を傷つけることを言います。子どもへの虐待は大きく4つに分けられますが、これらが重複して起きていることが少なくありません。
○身体的虐待
・たたく、殴る、蹴るなどの暴力をふるう
・やけどさせる
・長時間戸外へ締め出すなど
○心理的虐待
・大声で怒鳴り続ける、ののしったり脅迫したりする
・子どもの心を傷つけることを言う
・無視したり拒否的な行動をとったりする
・兄弟間での差別的な扱いをする
・子どもの目の前で配偶者などにDV(暴力や暴言、無視など)をする
○ネグレクト
・十分な食事を与えない
・身体や環境を不潔なままにする
・病気やけがをしても病院へ連れて行かない
・家に閉じ込めて学校などへ行かせない
・保護者以外の同居人による虐待を保護者が放置する
○性的虐待
・性的ないたずらをする
・性的関係を強要する
・性器や性交を見せる
・ポルノグラフィーの被写体などを子どもに強要するなど
◆虐待の根底には「育児不安」「子育ての悩み」「ストレス」などがある場合があります
出産や子育ての不安や悩みをひとりで抱え込まず、気軽に相談してください。子どもに関わる人たちみんなで、地域ぐるみで子育てをサポートすることが大切です。どんな小さなことでも気になることがあれば、こども家庭センター(家庭児童相談室)や健康推進課、子育て支援センターの職員などへ相談してみましょう。不安や悩みを一緒に考えます。
◆家庭児童相談室ではどんな相談にのってくれるの?
・子育てのこと…子どもをかわいく思えない、子どもをたたいてしまうなど
・子どもの行動で気になることがある…落ち着きがない、わがままで困る、友達と仲良くできないなど
・知り合いや近所の子どものこと…よく泣き声が聞こえる、親が怒鳴る声が聞こえるなど
・子ども自身の悩み…家にいたくない、学校に行きたくない、親との関係がうまくいかないなど
◆相談方法
来所相談・面談、電話相談、訪問相談
相談は無料で、内容に関する秘密は厳守します。保護者からの相談だけではなく、子ども(児童)からの相談にも対応します。
●迷わず相談・通告を
児童相談所全国共通ダイヤル【電話】189(いちやはく)
発信元の市内局番などから管轄の児童相談所へつながります。
↓
原則48時間以内に児童相談所の職員などが訪問し、子どもの安否確認を行います。虐待だと決めつけずに慎重に調査して対応します。
↓
適切な子育て支援につなげます。
・間違いでも…通告者に責任や罰則はありません。
・虐待があっても…通告者の情報を知らせることはありません。
問合せ:子育て支援課家庭児童相談室
【電話】995-1862(福祉保健会館2階)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>