すそのびと No.65

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◆人権擁護委員法務大臣表彰を受賞
大森紀行さん(御宿新田・74歳)

人権擁護委員を4期11年務める大森さんは、人権擁護委員法務大臣表彰を受賞しました。
裾野市の人権擁護委員は6人。主な活動は、毎月20日に開催をしている人権相談のほか、相手への思いやりの心や生命の尊さを体得するための人権教室、人権の花運動などの啓発活動です。「人権教室で小学生と一緒にどうしたらいじめがなくなるのかを考えました。一生懸命いじめがなくなる方法を考える児童の姿を見て、人権擁護委員をやっていて良かったと感じました。人権は大切なものです。子どものころから、その考えを身に付けることが大切だと感じます」と話しました。
「人権擁護委員として心掛けていることは相手の立場や置かれている状況を考えることです。夏休み前に、こどもの人権SOSミニレターという人権やいじめに関する連絡ができる手紙を市内の小中学校に配布しています。返事を書くときは、少しでも心の負担の緩和になればと丁寧に書いています」と子どもの人権を守ることへ力を入れている様子でした。
人権相談は、いじめやパワハラ、インターネットでの誹謗中傷や差別などの悩みを相談できる制度です。困っている人が気軽に相談できる環境をつくるため、活動を続けていくそうです。