◆嘱託警察犬 マリナ(10歳)・七碧(ななみ)(5歳)
中村芳雄さん・明美さん(青葉台)
令和5年10月に嘱託警察犬の審査会に合格した2頭の嘱託警察犬が、行方不明者や事件の捜査のため活動をしています。所有、訓練しているのは中村さん夫妻です。雌のゴールデンレトリーバー、(愛称)マリナが警察から嘱託されるのは昨年に引き続き2年目、雌のドイツシェパード(愛称)七碧(ななみ)は初の嘱託です。中村さん夫妻は、25年間災害救助犬とともに活動しました。明美さんは日本警察犬協会の公認訓練士として長年訓練を行っています。「訓練では指示を出す人が大勢いると犬が迷ってしまうので、私が担当しています。普段の犬との生活はペットと一緒ですよ、膝枕で寝たりして、とてもかわいいです」と明美さん。「マリナは人懐こくて甘えん坊、特に子供のことが好きなんですよ」と芳雄さん。指示を出すときは厳しく声掛けしますが、普段は愛情いっぱいに接している様子が伺えます。
嘱託警察犬は毎年審査があるため日々地道な訓練を続けなければならない厳しい世界。「強制的に訓練をさせるのではなく、楽しいと思うと犬も訓練をします。いくら命令しても楽しくないとやらないんです」と明美さん。犬種が同じでも血統が違うと性格もそれぞれ違うそうです。
昨年、マリナは40件以上の行方不明者などの捜査に出動しました。中村さんご夫妻は「今後も訓練を続け地域の防犯に努めたい」と話してくれました。
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