ペットを飼うときには、動物の種類や習性に応じた適切な飼い方をして健康・安全に気を配り、最後まで責任をもって飼いましょう。また、ペットが人に危害を加えたり、ふん尿や鳴き声などで近隣に迷惑をかけたりすることのないようにしましょう。
■ふん尿の処理は適切に
毎年、ペットのふん尿処理に関する苦情が市へ寄せられています。自宅で排泄を済ませてから散歩に出かけるようにしましょう。また、外で排泄した場合は、ふんは必ず持ち帰り、臭いや汚れを落とすなどの対応が大切です。
■猫は室内で飼いましょう
猫は室内で飼い、交通事故、ケガ、感染症などの危険から守りましょう。放し飼いによる近隣トラブルも防げます。
■飼い主のいない猫の去勢・不妊手術補助金
飼い主のいない猫に関する苦情が多数寄せられています。去勢・不妊手術をすることで、繁殖による増加を避けることができます。市では、飼い主のいない猫の去勢・不妊手術に補助金を交付しています(オス5千円、メス1万円)。手術後60日以内に申請してください。申請には手術費用の領収書と手術の証明書が必要です。
■ペットの災害対策
災害が起きたときに、まずは自分の安全を確保し、そのうえでペットの安全と健康を守り、ペットを適正に飼養管理できるよう準備をしておきましょう。
◆普段から心がけておくこと
○身元確認ができるものを身に着ける
飼い主とはぐれ、保護された際に飼い主の元にもどれるよう所有者明示(迷子札、鑑札、狂犬病予防注射済票、マイクロチップ)をしておきましょう。
○基本的なしつけ
ペットを様々な環境に慣らしておくことが災害時の備えの基本になります。日頃から信頼関係を築くことで、ペットのストレス軽減や周囲の人への安心・安全につながります。
○ペットの健康管理
災害時にはペットも体調を崩しやすくなります。普段からペットの健康管理に注意し、ワクチンの接種、ノミなどの駆除により健康状態を確保しておきましょう。
○自宅の防災対策
災害発生時に、人もペットも無事でいることが一番大切です。家具の固定や転倒防止など、住まいの防災対策をしましょう。
◆日頃の備え(避難用品・備蓄品)
ペットのための備えは飼い主の役割です。最低でも5日分の備えましょう。普段使用しているものを消費しながらストックする「ローリングストック法」がおすすめです。
○優先順位1 ペットの健康や命にかかわるもの
キャリーバッグ、リード、首輪、ハーネス、ペットフード、水、常備薬、療法食、食器、排泄物の処理用具、トイレ用品
○●優先順位2 情報
飼い主の連絡先、預け先の連絡先、ペットの写真(飼い主と一緒に写っているものも)、健康上の情報(かかつりけ医)
○優先順位3 ペット用品
タオル、ウェットティッシュ、ビニール袋、ペット自身のにおいがついたもの、おもちゃ、ブラシ、ガムテープ、油性フェルトペン
問合せ:生活環境課
【電話】995-1816
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