新春号の特集は、子どもミライ議会。
市内の小中学校から代表議員が出席し、未来の裾野市への想いをはせて、さまざまな市政への提言や質問を行いました。今の裾野市のまちづくりや自分事としての視点で真剣な議論が繰り広げられました。
■代表質問
《質問》西小学校5年 山口(やまぐち)さくら議員
◇校区内にアスレチックなどの遊具がある公園がほしい
私は、体を動かすことが好きなので、アスレチック、特にターザンロープが好きです。アスレチックのある公園は、体を動かすことができるし、友達と集まって遊ぶこともできます。もしかしたら、市外からたくさん人が来るかもしれません。私の提案は、市内の公園にアスレチックを造ることです。市長さん、五竜の滝をジップラインで下ったら楽しいなと思いませんか。楽しい公園の整備をよろしくお願いします。
《市長答弁》
山口議員の考えと同じく、公園は、健康・レクリエーション空間の提供という役割があり、大切なものであると考えております。市としては四つの新しい公園、駅西公園・せせらぎ児童公園・(仮称)御師公園・(仮称)黄瀬川緑地公園を造る予定ですが、いずれの公園も地域の皆さんに愛される公園にしたいと考えています。山口議員からいただいた貴重な意見も含め、市民の声に耳を傾けながら、最適な遊具や設備を備えた公園を整備したいと考えております。
《質問》富岡第二小学校6年 大西(おおにし)美琴(みこと)議員
◇市の決まりやルールを作る時、市民の考えはどのように取り入れているのでしょうか
私たち子どもは、議会に提案したり要望したりすることはできません。子どもでも大人でももっと私たちの意見を取り入れてほしいな、もっと自由に意見や要望を伝えられるようになるといいなと思っています。私は市民に手紙や往復はがきのようなものを配り、議会で話し合っている内容に対して意見を書いて送るという案を考えてみました。子どもが感じていること、大人が感じていることなどを生かしながら、裾野市がこれからさらによくなっていくといいなと思います。
《市長答弁》
ルールを決めるのは、皆さんのような市民一人一人であります。大西議員は授業で憲法について聞いたことはありますか。この憲法の中で「国の在り方を決めるのは国民自身」と決められています。「私たち一人一人が裾野市の未来をつくるのだ」という気持ちを持って、何が裾野市のために必要か、これからも考え続けてほしいです。デジタル目安箱や地域に飛び出す市長室など、市長と直接話す仕組みもあります。ぜひ積極的に活用して裾野市のために、一緒に頑張りましょう。
《質問》向田小学校6年 三井(みつい)智詞(さとし)議員
◇裾野市の人口を増やすためにどのような工夫をしていますか
全国的に人口が減っている中で、裾野市も人口が減っています。私の提案は二つあります。一つ目は、大型ショッピングモールの誘致です。子どもが雨でも遊べたり、人々が交流できたりする場所があったらいいなと思います。大型ショッピングモールがあるまちはとてもにぎわっているように思います。二つ目は、通勤通学の新幹線代の補助です。例えば三島駅まで、向田小学校からは車で15分~20分ぐらいです。三島駅から品川駅までは新幹線で45分、東京都内やその近くの大学や職場へ通勤、通学するのには約1時間です。新幹線代を補助することで、裾野市から離れてしまう若者が裾野に残ってくれると思います。ぜひ、通勤通学の新幹線代の補助を検討してみてください。
《市長答弁》
私も大型ショッピングモールが裾野市にあったらいいなと考えております。三井議員が提案されるように、多くの人に裾野市に住んでもらうために、ショッピングモールのような魅力的な施設が必要と私も考えております。人口を増やすためには「人と企業に選ばれるまち」にしていくことが重要です。三井議員のお考えと私の考えは非常に似ているというふうに思い、応援団を得たような思いで心強く感じております。
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